特許翻訳のノウハウを公開しているブログです。
http://www.zoomin.co.jp/patbank/rensai/sugiyama.html
2009年の10月にこのブログの著者である杉山範雄さんのセミナーに参加しました。
http://www.zoomin.co.jp/patbank/school/honyakuPCsemi.html
杉山さんは、SimplyTerms という翻訳支援ソフトや自作の秀丸マクロを用いて、特許翻訳の品質向上と速度向上とを実践されています。
SimplyTermsというのは、特許翻訳者の井口耕二 さんが開発したフリーソフトであり、俗に言う「上書き翻訳」という手法の支援ソフトです。
水野麻子さんのCT方式 と同じ考え方です。(最近、動画もアップ されました)
コンピュータと人間との翻訳作業の役割分担をします。
結果、「人間がすべきところ」に注力することができるので、品質の向上と速度の向上が両方達成できるわけです。
ちなみに、私は水野麻子さんのCTユーザーなので上書き翻訳の威力は、日々感謝しながら体験しております。
ワードマクロを習うと、CTソフトの改良ができるのでさらなる業務効率の向上が期待できます。いいですよ。
話がそれましたが、杉山さんのセミナーはすばらしかったです。
ワードマクロ作りは、つくづく、アイディア勝負だと思っているのですが、杉山さんの秀丸マクロも、たくさんのアイディアがつまっていました。
杉山さんのきめ細かな作業フローは、「そこまでやるの?」みたいな内容もありました。
普通面倒でやらないことも、品質向上のためにされていましたので、こういうところが差別化の一つなんだなと実感しました。
で、そういう「そこまでやるの?」の作業は、マクロで実行するので、一瞬です。
すてきな役割分担の関係です。
ブログには、そういう翻訳作業の考え方や、実際の翻訳手法についても書かれています。
参考にしながら、いい仕事をしたいですね。