翻訳者のためのニューラル機械翻訳支援ツール「GreenT」のアップデートです。
新元号「令和」に対応した他、翻訳ログの記録機能など楽しい新機能を追加しました。
ぜひお試しください。
<目次>
性能改善
GreenT:翻訳ログ(エディット履歴)の記録を追加
GreenTを使った翻訳で、原文の修正箇所と機械翻訳の出力の修正箇所を記録する機能を追加しました。
この機能を使うと、原文の修正(プリエディット)や機械翻訳出力の修正(ポストエディット)のコツをノウハウとして貯められる可能性があります。
データ自体はタブ区切りのテキストファイルに保存されているので、Excelへコピペすればデータ整理がしやすいと思います。
訳文の完成までにかかった時間も計測しますので、翻訳の客観的な振り返りもできます。
詳細はこちらをご覧ください。
GreenT:Trados StudioでのGreenTの利用に対応
これまでのバージョンでは、MemsourceからGreenTを呼び出す方法を提案してました。今回のバージョンから、Trados StudioでもGreenTを呼び出せるようになりました。
詳細はこちらをご覧ください。
GreenT:「みんなの自動翻訳@KI」の利用対応
川村インターナショナルさんの「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」をGreenTでご利用いただけるようになりました。
GreenTでは、Google Translate APIを利用できますが、これ以外に「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」もご利用いただけるということです。
GreenTのユーザーさんには割引価格でご利用をいただけるようになりました。ぜひお試しください。
詳細はこちらをご覧ください。
GreenT:新元号(令和)に対応
GreenTの翻訳やQAでも新元号(令和)に対応します。
通常のGoogle翻訳では「令和元年」の情報が欠落することがあります。
以下のように[Style]タブで設定をします。
翻訳結果は以下の通り、正確に翻訳されています。
英日翻訳においても、和暦表記を正確に出力できます。
GreenT:特許明細書用の図番号の表記オプションを追加
以下のように和訳時の図面番号の表記を4種類から選択できるようになりました。クライアントのスタイルに沿った表記をお選びください。
GreenT、GG:QA機能の強制実施をオプションで選択できるように変更
これまでのバージョンでは、GreenTで訳文を作成後に原稿に挿入する際、QA機能を実行しないと[挿入]ボタンをクリックできない仕様にしていました。また、GGにて用語集を作成する際も、QA機能を実行しないと次のステップに進めなかったりテキストファイルに結果を出力できませんでした。
この点についてユーザーさんから使いづらいというフィードバックを多くいただきまして、QA機能を実行しなくても操作を進められるように変更しました。
以下のチェックをオフにしてください。(デフォルトではオンになっています)
PP:特殊文字を通常の文字列に変換
㎜、㎝、㏠、㏡などの特殊文字を通常の文字列に変換する機能を追加しました。原文ファイルに対して、以下のボタンをクリックしてください。自動的に変換します。
バグ修正
- GreenT:Word以外のアプリからGreenTを呼び出す際の不具合を修正
- GreenT:用語チェック時のバグの修正
- GG:Excel用語集ファイルを利用時の[編集]ボタンのバグを修正
ダウンロード
こちらからダウンロードしてください。