翻訳者や専門家のためのニューラル機械翻訳の支援ツール「GreenT」をアップデートしました。ユーザーのみなさまからのご要望を形にしています。
5月から正規ユーザーの方々には先行してご利用をいただいておりましたDeepL翻訳を今回のバージョンから正式に実装いたしました。今回のバージョンから試用版のユーザーのみなさまにもDeepLをご利用いただけるようになりました。ぜひお試しください。
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<目次>
性能改善
GreenT:DeepL翻訳機能を追加([DeepL]タブ)
以下のように[DeepL]タブが表示されます。DeepLにも、ほかの翻訳エンジンと同様に用語の適用やQAチェックを行います。ぜひお試しください。
(参考:DeepLの利用方法)
GreenT:Google翻訳の改良
Google翻訳機能を改良しました。これまで[T1]~[T4]タブでご利用をいただいておりましたが、[T1]~[T3]タブにまとめました。
これまでのように用語集の適用もできます。特に、[T2]タブの用語集の適用方法を改良しましたので、ぜひお試しください。
(参考:Google翻訳の利用方法)
GreenT:訳文比較機能を追加([比較]ボタン)
訳文の差分を比較する機能を追加しました。タブ間の訳文の違いをはっきりと見える化します。
私は、目視での訳文の確認には限界があると思っています。そのためのQAチェック機能をこれまで強化してきましたが、今回は翻訳エンジン(タブ)の違いによる機械翻訳出力の違いを確認しやすくするためのツールを用意しました。
ぜひお試しください。
また、タブをダブルクリックすると、[3rd Window]ダイアログとして、訳文を仮置きしたりできるウィンドウが開くようになりました。こちらも訳文の比較にご利用ください。
(参考:異なるタブの翻訳を比較する方法)
GreenT:プリエディットの登録ダイアログを追加
翻訳中にプリエディット項目を追加できるように[登録]ボタンを設置しました。
このボタンをクリックすると登録用のダイアログが表示されますので、プリエディットの項目をスムーズに登録ができるようになりました。
(参考:プリエディット項目の登録方法)
Power Search:テキストの差分比較機能を追加
過去の訳文の有効活用のための[Power Search]ダイアログがあります。このダイアログに差分を比較する機能を追加しました。テキストメモリ内の原文同士や訳文同士を比較するだけでなく、翻訳対象のファイル内の文字列とも比較できます。
ぜひご利用ください。
(参考:Power Search 検索結果同士を比較する方法)
GreenT:頭字語の自動変換の改良
頭字語の選択オプションを1つ追加しました。また、複数形にも対応するようにしました。
(参考:頭字語の自動修正)
GreenT:みんなの自動翻訳@KIのNTエンジン対応
川村インターナショナルさんの「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」の最新版のNTエンジンを利用できるようにしました。また、「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」ユーザー様にもGreenTをご利用いただけるようになりました。
すでにご利用いただいている方は、GreenTのVer. 1.4にアップデートをするとNTエンジンにアップデートされます。つまり、汎用NMTエンジンが汎用NTエンジンに切り替わり、特許NMTエンジンが特許NTエンジンに切り替わります。
(参考:GreenT×みんなの自動翻訳@KI)
バグ修正
GreenT:表内の文字の取得、表内への訳文挿入のバグを修正
これまで、表内の翻訳での不具合が発生することがありましたが修正しました。
GreenT:Word以外でGreenTを利用する際のクリップボード保存の不具合対策
CATツール(Memsource, Trados, memoQなど)でGreenTを利用する場合に、訳文がクリップボードに保存されない不具合が発生することがありました。必要がある方のみ、設定をしてください。
(参考:Word以外でGreenTを利用する際のクリップボード保存の不具合対策)