【Word】「マクロの記録」を使って印刷設定変更をするときの考え方

2012年1月28日

先日紹介した記事「両面印刷、片面2ページ分など、お好きなプリンターの設定方法」にて、プリンターのドライバーを複数登録する方法をご紹介しました。

このドライバーの設定を細かくすると、印刷設定を事細かに変更する手間が減りますし、印刷ミスも少なくなります。

プリンターのドライバーに設定を保存する理由

以下の記事をご覧ください。何度も書いたので省略します。

Wordの印刷設定でコストダウン(1)

Wordの印刷設定でコストダウン(2)

さて、今回は、プリンタードライバーに設定がされているとして、その設定変更を自動化するマクロを作ってみましょう。

マクロの記録機能を使う!

「マクロの記録」機能を使うと、人間が操作したことがマクロのコードとして記録することができます。

また、記録したコードを実行すれば、人間が操作したことを再現できるわけです。

マクロのプログラミングをはじめると、「マクロの記録は使えないので、コードを確認するために使うことがいいよ」というアドバイスをよく受けます。書籍にもそう記載されています。

ただ、私たち翻訳者やライターの実務者で、「自分が使えるマクロを作ればいい」というスタンスであるならば、案外マクロの記録だけで作れるマクロもあるのです。

コツ

「マクロの記録」機能は便利ですが、使う場合にはコツがあります。

1工程ずつ記録する

これにつきます。

なぜ1工程ずつなのか?

マクロの記録では、自分がほしいと思うコードそのものを得ることはときとして困難なことがあります。

あまりにも多くの情報が記録されてしまったり、またはほしい情報が記録されていなかったり。

たとえば、「ページ設定」ダイアログボックスで1つ設定変更をしただけなのに、記録されるコードは大量なものになりますね。

マクロの記録をはじめて、いやになる理由、またマクロの記録が使えないと思う理由はここにあります。

だからこそ、記録することを最小限にとどめる必要があるのです。

おおざっぱな考え方

では、両面印刷をするマクロを記録してみましょう。

前提として、両面印刷用のドライバーが設定されているということがあります。

以下の手順ですよね。

  1. 両面印刷用のドライバーを選択する
  2. 印刷ボタンをクリックする
  3. 通常の印刷用のドライバーに戻す

これを別々に記録します。

そして、最後に、これらの3つのマクロを実行する操作をマクロで記録します。

実際に記録されるコードは次の記事でご紹介します。

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