定型句を使ったマクロの考え方

2011年2月3日

私は、自前のマクロでは定型句を多用しています。

(Word 2003までは、定型句と呼ばれており、Word 2007以降は文書パーツというくくりの中に入っています。)

定型句とは、以下のような内容(またしても、PC Onlineの記事をご紹介)。

Wordの技:よく入力する文言を一発で入力できるようにしたい!

これも、見出しマップ 、オートコレクトなどに次いで、Wordの使える機能だけど使われていないもったいない機能の一つです。

先日の名古屋でのワードマクロ勉強会 での雑談から、表の作成方法の話になりました。

そこで話したことを簡単に説明すると、

欲しい「表」や「まとまった体裁の文章(書式付)」の「ひな形」をワードマクロでつくろうとするのはやめましょう。

という話です。

難しすぎます。

それよりも、定型句の機能を用いて、以下の手順でつくってみます。

例は、表の自動挿入マクロをマクロの記録で作成する方法です。

1)表を作成

なれ親しんだWordの表の作成機能などを使って、欲しい表(しかも、セルの幅や文字の色などのフォーマットを整えたもの)を作成します。

2)定型句に登録

作った表を選択して、定型句に登録します。

3)マクロの記録

マクロの記録を実行して、「登録した定型句を挿入する作業」を記録します。

このように記録したマクロにより、欲しかった書式付の表の自動挿入ができるようになりますね。

定型句のすばらしいところは、フォントサイズや色、図形など様々な情報を記録できるところなんです。

季節の挨拶、結びの挨拶だけの利用なんてもったいない。

しかも、複数の定型句を登録しておけば、

(1)定型句1(ファックスの送付状)を入力

(2)定型句2(用件の文章)を入力

(3)改ページ挿入

(4)定型句3(特定の参考資料)を添付する(入力して)

・・・

のような一連組み合わせ入力作業をマクロの記録機能を使ってマクロ化(ワンクリックで自動化)できます。

そして、このようなものを宛先別、用件別などで複数登録して数十種類用意しておいてもいいですよね。

いいでしょ?

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