【書籍紹介】かんたんプログラミングExcel VBA コントロール・関数編

2010年5月10日

記事「ExcelマクロからWordマクロを学ぶ」で紹介したエクセルマクロの書籍ですが、

(2)VBAの文法書

にあたる本だと思います。

 

マクロのプログラミングがもっともっと楽しくなる本です。

「かんプロ」シリーズ3部作の第2弾。

「かんたんプログラミング Excel2003 VBA コントロール・関数編」の紹介です。

マクロの醍醐味に、「コントロール」という機能があります。

これは、対話用のウィンドウを自分でデザインして、文字列の入力やマクロの実行をしやすくする機能です。

右クリックでGoogle!」の紹介ページに記載されている情報入力画面をユーザーフォームと呼びますが、ここにたくさんのコントロールが使われています。

こういうものをマクロで設計ができるのです。

使いやすくするためにタブの動きを設定したり、入力する順序にテキストボックスを配置したり、表示される文字の大きさを設定したり、間違ってボタンを押さないようにエラーメッセージが出るようにしたり、と工夫する点がたくさんあってすごく面白いです。

私は仕事で技術翻訳(特許翻訳)をしていますが、自分がよきテクニカルライターでありたいと思っています。

で、ユーザーフォームを使ってコントロールを使う事って、究極のテクニカルライティングだなと思っています。

こんなに工夫のしがいがある書きものって楽しいですね。

(作ったものを自分で日々使うたびに自己満足できるところがいい!)

1年半ほど前(2008年12月末)にこの本を購入して以来、いろんなユーザーフォームを作って、試してきました。

最初は、いろいろと試したくてボタンが多いものばかりでしたが、最近は、極力ボタンを減らす方法を考えるようにしています。

以前「仕事に役立つ ExcelVBA実用サンプルコレクション」の紹介にて監修者の声を引用しましたが、その監修者である大村あつしさんがこの本を書いています。

意図的に選んだわけではないのですが、書店でわかりやすそうな本を探していたら出会いました。「コントロールとは、何のこと?」というところから、具体的な設計のしかたまで画像をふんだんに使って書かれています。

私は、この本の内容をワードにそのまま使っているのですが、ほぼ問題なく使えます。

ちょっと気をつけたいのは、エクセルだとセルを指定するだけでセルの内容を表示することができるのですが、ワードの場合はセルがないので別の方法が必要です。

たとえば、リストに項目を入力したりするのは、コツがいりますが、いずれ紹介していきたいと思います。

あと、上記で紹介していませんが、「関数」についても細かく説明されています。

関数を意識するようになったのはごく最近ですが、これがわかると、プログラミングがさらに簡単に、さらに高度に進化していくように思います。

望む結果を得るための手段の選択肢が増えるので、楽しいですよ。

武器が増えるというか、なんかワクワクしてきます。

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