Word 2010 バグの報告 フォントの色

2011年12月5日

「検索と置換」ダイアログボックスのバグです。

【概要】
文中やテキストボックスなどで文字を選択した状態で、「検索と置換」ダイアログボックスにて「検索する文字列「や「置換後の文字列」のフォント色を変更すると、選択されている文字の色も変更されてしまいます。

すでに、マイクロソフト社にはバグとして報告済みですが、ご紹介します。

もとになる記事は、以下のサイトです。

このサイトでは、置換のときに上記のバグが生じる旨が報告されていますが、私が試したところ、検索においても同様の事が起こります。

Find & Replace Format button functionality different in 2010 vs 2007

【詳細】
どのように再現されるかご紹介します。

まず、文字列を選択して、「検索と置換」ダイアログボックスを開きます([Ctrl] + [F])。

その後、検索する文字列にカーソルをもっていき、オプションボタンを開きます。

[書式]ボタンからフォントの設定を選んで、フォントの色を赤色に設定します。

フォントの設定画面を閉じると、なんと、選択中のフォントの色が赤色(検索する文字列に設定した色)に変化します。これがバグなんですね。

本文中の文字情報を調べる「ホントのフォント」で調べると、以下の通り、フォントの色が赤になっていることがわかります。

ただし、このフォントの色を変更した操作自体は、Wordが認識していないため、アンドュー(Undo)できません。つまり、履歴に残っていないんですね。

今のところバグなので、対処方法などないのですが、Word 2010のバグの報告でした。

最近の、Word MVPのメーリングリストで扱っていた話題をご紹介いたしました。

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