コンテンツコントロールに画像や文字が記述されているWordファイルを扱う際に、コンテンツコントロールが邪魔になる場合があります。
コンテンツコントロールを解除して、コンテンツコントロールに含まれている画像やテキストを残すためのマクロです。
[コンテンツコントロールのプロパティ]ダイアログボックスにおいて、[コンテンツコントロールの削除不可]のチェックがオフの場合にこのマクロを利用できます。ここがオフの場合、エラーが発生します。
<目次>
このマクロでできること
処理前
コンテンツコントロールで画像や文字が挿入されています。カーソルで選択するとコンテンツコントロールの枠が見えます。
処理後
文字が画像を触ってもコンテンツコントロールの枠が見えません。解除されています。
マクロ
Sub コンテントコントロールを解除するWordマクロ() Dim CC As ContentControl For Each CC In ActiveDocument.ContentControls CC.Delete False Next End Sub
マクロの解説
文書中のコンテンツコントロールを For Each Next ステートメントで取得し、それぞれを解除します。
コンテンツコントロールのDeleteメソッドには、内容自体を削除する場合と内容を残す場合とで指定できます。
6行目のDeleteContentsオプションをFalseにすると内容が残ります。Trueにするとコンテンツコントロールも内容も削除されます。