【Word VBA】コンテンツコントロールを解除するWordマクロ

2023年8月20日

コンテンツコントロールに画像や文字が記述されているWordファイルを扱う際に、コンテンツコントロールが邪魔になる場合があります。

コンテンツコントロールを解除して、コンテンツコントロールに含まれている画像やテキストを残すためのマクロです。

[コンテンツコントロールのプロパティ]ダイアログボックスにおいて、[コンテンツコントロールの削除不可]のチェックがオフの場合にこのマクロを利用できます。ここがオフの場合、エラーが発生します。

このマクロでできること

処理前

コンテンツコントロールで画像や文字が挿入されています。カーソルで選択するとコンテンツコントロールの枠が見えます。

処理後

文字が画像を触ってもコンテンツコントロールの枠が見えません。解除されています。

マクロ


Sub コンテントコントロールを解除するWordマクロ()
 
 Dim CC As ContentControl
 
 For Each CC In ActiveDocument.ContentControls
  CC.Delete False
 Next
 
End Sub

マクロの解説

文書中のコンテンツコントロールを For Each Next ステートメントで取得し、それぞれを解除します。

コンテンツコントロールのDeleteメソッドには、内容自体を削除する場合と内容を残す場合とで指定できます。

6行目のDeleteContentsオプションFalseにすると内容が残ります。Trueにするとコンテンツコントロールも内容も削除されます。

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