日英翻訳におけるワイルドカードを用いた置換例を紹介します。
最近は、東京と名古屋とで上書き翻訳セミナー を開催いたしました。
開催するたびにいろいろな発見があります。
今回も、前回の例(【Word】法務翻訳で便利なワイルドカードの置換例 )に引き続き、法務翻訳におけるワイルドカードの使用例です。
<目次>
作業手順
(原文)
この規則は、平成24年4月1日から施行する。
(少し修正)
マクロ を使って和暦を西暦(英語)に変換
この規則は、April 1, 2012から施行する。
上記の文章を以下の文章に置換します。
今回の原文には、上記のような表現が違う日付で何度も出てくるので、日付部分にワイルドカードを使えるのです。
(訳文)
These Regulations are effective from April 1, 2012.
ワイルドカード
検索する文字列:
この規則は、([JFMASOND][a-zA-Z.]{1,8} [0-9]{1,2}, [0-9]{4})から施行する。
置換後の文字列:
These Regulations are effective from \1.
法務翻訳では、このような記述がたびたび出てくるそうです。
このような「日付だけ異なる文章」であれば、ワイルドカードが便利ですね。
ヒントにしてみてください。