先週末は、仙台でIJET-25(アイジェットにじゅうご 英日・日英翻訳国際会議)のプレイベント で登壇させていただきました。また、運営のお手伝いをさせていただきました。
記録的な大雪の中をお越しいただきました皆様、どうもありがとうございました!
今回はキャンセル待ちまでいただくという大盛況ぶりでした。最初から最後まで熱気にあふれた素晴らしいイベントでした。
現地の方々にもたくさんサポートをいただきました。
懇親会も楽しかったし、充実した時間を本当にどうもありがとうございました!!
<目次>
参加者概要
大部分は宮城県にお住いの方々でしたが、遠方よりお越しいただいた方もいらっしゃいました。
実務経験は幅がありました。これくらい幅があると、本当にいろんな学びがあります。
15分プレゼンの報告
第1部では、6名の登壇者が15分ずつプレゼンテーションを行い、その後5分間の質疑応答をしました。
それぞれの発表についていただいたコメントを、ご許可いただいたもののうち一部をご紹介いたします。(アンケートの取りまとめを担当したので、手元にございます)
少しでも雰囲気が伝わればと思います。
以下、発表順です。全部書く時間がなくてすべて書けなくてすみません。
(1)仕事の流儀 編
新田順也(特許翻訳者、Microsoft Word MVP):
スピードアップは間違いなし!Wordツールバーのカスタマイズ方法
とても役に立ちます。翻訳家ではないけれど、書類づくりに生かせます。
クイックアクセスツールバーのカスタマイズ方法を家に帰ったら早速やってみようと思います。どういう風に使えばいいのか実際に見せていただけたのでとてもわかりやすかったです。
翻訳以外にも使える技術だと思いました。ありがとうございました。
最近Word 2007にしました。しかし誰かが作った昔風のメニューを使っています。今回の知識で改良して使いたいと思います。
今までツールバーをいじったことは一度もなかったので目からウロコ!驚きがいっぱいのプレゼンでした。新田さんのプレゼンもわかりやすくておもしろくあっという間の20分でした。ぜひ今度はマクロについてもお聞きしたいです!!
翻訳を小さな作業に分解していくことで、効率化や時間短縮のポイントが見えてくることがわかりました。今日伺った設定は早速使ってみようと思います。 Wordでできることが多彩にあることが分かりましたので、必要に応じて活用していきたいと思います。「やりながら考える」は大事だと思いました。
15分ではなく30分ぐらいお時間をとっていただけるとより詳しいお話を伺うことができてよかったと思います。
(自分にとっては)やや細かすぎる内容だが、Wordを再度勉強してみようと思った。
ツールバーが使いやすく整理されていれば、作業効率が大きくUPするので早速試してみようと思います。ありがとうございました。
ダグラス・ダーギー 氏(日英翻訳、自動車・IT):
1年間の世界一周旅行での放浪翻訳武者修行
旅行しながらの翻訳仕事はゆめですね。実現したいですね。
楽しそう、うらやましい!女性1人では難しいですかね。。。
1年間でとても格安で世界を回れるというのが印象的でした。私もストレスを感じたときにはアジア圏に行ってみたいと思います。
日本と時差が少ない場所を選ぶなど、非常に勉強になりました。
とても楽しそうな1年間!どこでも仕事ができる、という翻訳の魅力を教えていただいた気がします。
旅行しながら仕事をするときにできること、できないこと、やらなければいけないこと、向き不向きが分かりました。
理想の翻訳家生活!実行力が素晴らしい。
とても興味深いお話でした。
アフリカ旅行する時は、デジカメとかもない方がいいのかなあとかペナンとチェンマイで何しようとか聞いていて夢がふくらみました。仕事のことは頭からすっとんでました。
高橋聡 氏(IT・技術翻訳者、JTFジャーナル編集委員、同スタイルガイド検討委員):
角笛でした。角笛です。角笛なのです。~『指輪物語』の翻訳の妙~
産業翻訳で直訳的な正確さと文としての読んだ時の意味のとおりやすさは難しい問題ですね。
翻訳の時に接続詞が重要だと考えさせられました。
日本語教師の授業に出てきそうな話でとても勉強になりました。
日本語の難しさと、今後の勉強するポイントとしても役立った。
言葉の使い方、日本語の使い方に関して、非常に勉強になりました!新たな視点で、ぜひご紹介いただいた本を読んでみたいと思います。
日本語の奥深さ、良文に親しみ、意識することは重要ですね。
日本語の使い方について大変勉強になりました。紹介していただいた本はとても興味深いものばかりでした。ぜひ読んでみたいと思います。
普段何気なく使っている文末表現ですが、そこに意識を向けてみるというのは面白い指摘でした。今後の参考にしたいと思います。
参考文献として教えていただいた本を読んで理解を深めたいです。文末表現。。。確かに接続表現。。。もっと詳しく知りたいです。
(2)仕事を獲得 編
デュボワ・都 氏(日英・英日翻訳者):
今日から始める海外エージェントとの取引
今でも海外エージェントと取引がありますがさらに拡大したいと思います。
全く知らない世界の話だったので興味深かったです。
今まで考えたことのない海外エージェントとの取引を具体的に話してもらえてとても興味がわきました。お金の問題は非常にシビアですね。当然ですが。
海外と直接やりとりして実際に仕事を始めるうえで非常に役立つ情報がたくさん得られたので参考になりました。
Wire Transferなど、実践的な情報が非常に参考になりました。
海外エージェントとの取引についてとてもわかりやすかったです。具体的にどうなさっているのかとても参考になりました。
海外の会社について調べる時のチェックポイントが分かり、有益でした。取引の進め方の流れが見えてよかったです。
英→日需要の開拓にこれから必要名アプローチだと思います。
とても詳細な情報を聞くことができて参考になりました。(仕事を受ける際の留意点や入金について)
レイ・ローマン 氏(リーガル翻訳者):
フリーランス翻訳者のためのマーケティング入門
パワフルなレクチャーでした。ぜひ大学の講義を拝見したいです。
”まさにツボ!”というお話でした。「コアを作って自分を売り出す」はプライベートでも通用しそうです。
これから取引先を広げていきたいと考えているのでとても参考になりました。
実は私も翻訳勉強中ですが、今年こそ!一歩踏み出そうと決心しました。
個人で顧客を獲得する方法について学べ、ネットワーキングがなぜ重要か理解できました。
非常にわかりやすく明快なプレゼン。自分自身が行っているマーケティング(営業)ととても似ていて、これまでの自分のやり方についてこれでも大丈夫だ(!?)と安心することができました。メッセージがとてもクリアに伝わってきました。
リーガル翻訳と、いつかフリーランスで、とも考えているのでためになりました。
人の前に出ることの重要性がよくわかり、非常に勉強になった。
自分のことを覚えてもらう、印象づけることで仕事に結びつけてきたレイさんの経験がとても心に残りました。
エベースト・キャシー 氏(リーガル翻訳者):
地方都市で稼ぐ方法
地方色をだすという話が面白かった。役に立ちます。
プレゼンテーションがとてもチャーミングでした。納品時の自分のメールを見直そうと思います。
地方にいると不利な面ばかり見がちですが、やはり自分から動くことも大事ですね。
地方にいるからこそできる働き方について教えていただけてよかったです。子供がいても地方にいても働き続けようという気持ちをどのようにして維持してこれたかについてもお聞きしたかったです。
翻訳会社のコーディネーターさんとのコミュニケーションのとりかたが参考になりました。
地方であることが強みになる。新鮮でした。今、自分のいる状況を十二分に生かして仕事につなげていきたいと思います。
地方にいることをむしろプラスにするという発想からは非常に学ぶことがありました。地方と都会両方の機会を活かすという考え方が勉強になります。
地方色をアピールすれば、自分の印象を強めたり、コミュニケーションの話題にもなるのですね。仙台在住者には心強いお話でした。
”地方の色”を有効に使う方法、素晴らしいと思います。クライアントに覚えてもらう、ファンになってもらう事が大切だと実感しました。
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通翻訳業界の情報収集と横のつながり (バイリンガルMC・フリーアナウンサー・翻訳者・通訳者 藤村由紀子さんのブログ)