前回の記事「【Word】上付きに見えるけど上付きではない文字(その1)」とは別の方法で、文字を上付きに表示できます。
Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」で翻訳チェックをしていて発見しました。
「このようにする人がいるんだ!」という驚きと発見の喜びがありました(笑)。
<目次>
出会った文字列
上記の2乗の2はいずれも上付き文字ではありません!
[フォント]ダイアログボックスで書式を確認しても、上付きではないし、上方に位置がずれているわけでもないのです。
フォント情報の調べ方
このような時には、いつもの[記号と特殊文字]ダイアログボックスを使います。
まずは、表の左側の2乗を調べます。
調べる対象の文字を選択した状態で、[挿入]タブの右端の以下のボタンからこのダイアログボックスを開きます。
すると、以下のように選択した文字の情報が表示されます。
なんと、この2は1つの文字の一部だったのです。
Square M Squared という名前の文字がありまして、これが使われていたのです!
そして、表の右側の2乗を調べます。
こんどは、Superscript Two という名前の文字だったのです。
色deチェックではどう処理される?
2016年9月現在で公開されているVer. 3.1bでは、Square M Squared のフォントの2を上付き文字の2と認識できます。
ただ、Superscript Two には対応していません。さっそく色deチェックでSuperscript Two を識別できるように改良しました。次のバージョンの色deチェックから実装します。