先日、東京でWordのワイルドカードセミナーを開催しました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
ワイルドカードを知ると書類作成や翻訳のプロセスで工夫できる余地がでてきます。小さな作業の効率化がその1つの例だと思います。
そのような楽しみの入り口に入るためのセミナーでした。
ワイルドカードは使ってうれしさを実感することが重要だと思います。まずは他人が作った正規表現をできるだけたくさん使って読んでみることから始めます。
サンプルを差し上げましたので、それを使って表記を統一したり上書き翻訳に役立てたりすることから始めてください。その先に、何かを思いついたら自分で改良してみてください。
私はワイルドカードのルールの一部だけを用いて上書き翻訳をしてきましたし、Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」を開発してきました。
つまり、ワイルドカードをすべて理解して活用しなくてもかなり多くのことができるのです。
一生懸命ルールを覚えるよりも、ワイルドカードを何度も使って何度も失敗してワイルドカードの癖に慣れることを大切にしてください。
セミナーの後にいただいた質問の回答として紹介しましたが、以下のようなことができます。妄想を広げて下さい。
【Word】ワイルドカードで検索する文字列の書式を保持する方法
また、他の記事もチラ見して発想を広げてください。
参加者の声
セミナー参加者には任意の無記名アンケートにご協力いただいております。ご許可をいただいた方の声を紹介します。
セミナー参加前は、ワイルドカードを使えたら便利そうだ、ということは感じていたのですが、そもそもどこから勉強したらよいのかもわからない状態でした。
セミナーでは、まずは文法を教えていただいたことで、漠然としていた「ワイルドカード」がどういったものなのか、これにより何ができそうなのかを理解できた。次に、実際に自分で手を動かす時間があったので、「習得できた感」があった。今後は自分で調べてやっていく道筋ができたことが、今回参加して一番よかったことです。
フリーランス特許翻訳者、女性、E.K.様