1週間後の4月24日(金)に日本翻訳連盟(JTF)さんのスタイルガイドセミナー の講師を務めさせていただきます。
すでに第1回、第2回が4月13日(月)に開催され、今度は第3回、第4回が24日(金)に行われます。
私は第4回の後半を担当させていただき、「スタイルガイドのカスタマイズ実習講座~ワイルドカードを徹底活用~」というテーマを話します。以前もJTFセミナーでご一緒させていただいた西野竜太郎さんと一緒に1講座を担当いたします。
このセミナーにあわせ、Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」と、Wordのマーキングソフト「蛍光と対策」とをアップデートして参りました!
セミナーでは、ワイルドカード(正規表現)の説明が主になるので、それぞれのソフトについて細かく説明はしませんが、スタイルガイドに関する一通りの動かし方はデモいたします。
<目次>
セミナー開催要領
日時:2015年 4月24日(金)14:00~16:30
場所:明治薬科大学 剛堂会館
地下鉄からのアクセス:
麹町駅1番出口(東京メトロ有楽町線)より徒歩3分
永田町駅9a番出口(東京メトロ半蔵門線・有楽町線・南北線)より徒歩5分
半蔵門駅1番出口(東京メトロ半蔵門線)より徒歩7分
申し込み:申込方法 の説明をご覧下さい。
内容
私が当日提案するのは、Wordでスタイルガイドを活用する際にWordマクロを使って自動化する方法です。
具体的には、JTFスタイルガイドに準拠した1300以上のチェックリストを、ワイルドカードを用いて自分流にアレンジする方法を紹介します。
でも、ワイルドカードを使い様々なパターンのチェックリストを作ったとしても、それを効率的にチェックに使わなければ意味がありません。
そこで、「蛍光と対策」の無料バージョンを大幅改善しました。チェックリストに基づいて自動的にマーキングするためのWordマクロです。
3年ぶりのアップデートで(笑)、ゼロから作り直しました。
なので、全く別物のソフトウェアになりました(笑)。速度も正確さもカスタマイズ性もよくなっていると思います。
以下のように、スタイルガイド違反リスト(NGワードリスト)に記載された語句を探してマーキングしたりコメントを挿入したりできます。
蛍光と対策
色deチェック
色deチェックでも、JTFスタイルガイドを活用できるように改良しました。
もちろん、対訳表で数字チェックや用語集チェックをするのと同時にスタイルガイドの適用チェックもできます。
チェックリストの管理はExcelで。
今までの「色deチェック 」や「蛍光と対策」では、テキストファイルにチェックするキーワードのリストを書き込んでいました。
今回のバージョンアップにより、Excelファイルで管理できるようになりました。
後のアップデートでは、テキストファイル(Shift JIS、Unicode)とWordファイル(.doc, .docx)のキーワードリストに対応する予定です。(蛍光と対策の場合、有料版のみ対応)
文字列に対するコメントを挿入可能
注意喚起のメモ書きをWordファイルに自動的に挿入できます。
検索オプションの変更方法
項目別に検索条件を設定できます。ワイルドカードにする場合は、プルダウンリストからWCDを選択します。
検索オプションの列(C列)を空欄にした場合には、「半角と全角を区別する」がオンになった状態で検索します。
適用・除外の区別が簡単
JTFスタイルガイドで用意された1300以上の項目から必要なものだけをチェックできます。
実務では自分の案件や好みに応じたカスタマイズが必要です。
例えば、和文特許明細書では、全角数字や半角数字等が使われます。これらを全てNGとしてチェックされたら困りますから、以下のように変更します。
もちろん、Excelのフィルター機能、入力規制機能、セルの着色機能も使えますから、このExcelファイル自体の使い方も皆さんがカスタマイズできます。
常用漢字のチェック機能も追加!
さらに、蛍光と対策には、常用漢字以外の漢字が使われているときにマーキングしたりコメントを入れたりする機能を追加しました!(無料版でもご利用いただけます)
チェックボックスをオンにするだけなので、こちらも簡単にチェックできます。
色deチェックにも、今後のアップデートで実装いたします。
参加お申し込みはこちらへ!
まだ数名はお申し込みを受け付けていると思います。
お申し込みは4月21日(火)までなので、お早めにどうぞ!
アドインの最新版は今後一般公開します
色deチェックと蛍光と対策の最新版を、受講される方々に先行して公開いたします。
セミナーを受講される方々は蛍光と対策の無料版をご利用いただけますので、セミナーを受講すればすぐにスタイルガイドのチェックを開始できます。
一般公開は、マニュアルをもう少し作り込んでからいたします。お待ちください。