「【書籍紹介】新 翻訳力を鍛える本」のムックでいくつかの書籍を紹介しました。そのうちの1冊です。
<目次>
なぜ今、早起き本をおすすめするのか
翻訳者の友人に紹介されて読んだ本です。守りに入って仕事をしていた時期で、少し新しいことをしようと思って何気なく読みました。
読んでみて意外だったのは、「早起きすること」以上にヒントがあったことです。早起きという自己管理を通じて、新しいうれしい人生が始まる予感すらします(笑)。感化されすぎか(笑)。
ただ、常々、一流の人たち(翻訳者やプログラマー、スポーツ選手、アーティストなど)の自己管理能力をぜひ見習いたいと感じてきました。そんなわけで、ちょうど「早起き」がツボに入ったというわけです。
自分を消耗させすぎずに高い生産性・能力を発揮するための自己管理の一つとして早起きは効果があると思います。
私は現在43歳で、以前のように力任せに無理をして仕事をするというのができないと感じますから。
早起きの効用
本書の前半は、早起きの効用と著者やその他の実践者の体験談が載っています。読み物として面白いので気持ちよく読めますし、内容には十分な説得力があると思います。
私は、集中力がある午前中にできるだけ仕事をしたいと思うようになりました。早起きをして仕事をしている翻訳者やライターの方々を知っていますが、私もようやくその重要性に気がついてきたということです。
「LESSON2 ミスをなくし品質を上げる」にて「ミスを防ぐためのツール使いこなし術」という記事の中で紹介した本ですが、仕事の時間帯を適切に設定すれば自ずと仕事でのミスが減ると思います。
早起きともに実践していることの具体例
本書には早起きをするための方法がいくつか紹介されていますが、早起き自体を目的にした本ではないことも注目に値すると思います。
本書では、早起きをした後に一日を快適に過ごすための手法がいくつか紹介されています。
私の場合、以下のことを生活に加えました。
- できるだけ早く着替えること
- 朝の読書5分
- 朝の日記
- 朝の歯磨きとコップ一杯の水
ルーチンとしてやることが少し増えましたが、その分気分よく一日を始められるので気に入っています。今までぼんやりと過ごしていた朝の時間を意識して大切に過ごせているのでそれだけでも気持ちいいものです。
できることから実践するとうれしさを体験できていいかも
私は書籍で紹介されていることをすべてやっているわけではありません。「アファメーション」や「瞑想」はまだ取り入れていませんが、今後試したいと思っています。
いずれにしろツールだけで翻訳品質を向上させるのは無理ですね。生活スタイルの改善でより大きな効果が得られると思います。早起きという習慣は翻訳だけではなく生活の質の向上につながる可能性があるので価値があると思います。
というわけで、こちらもおすすめの一冊です。