翻訳者や専門家のためのニューラル機械翻訳の支援ツール「GreenT」をアップデートしました。ユーザーのみなさまからのご要望を形にしています。
こちらからダウンロードしてください。
ご要望がございましたらぜひご連絡ください。
<目次>
追加機能
GreenT:言語固定用のチェックボックスの追加
[固定]をオンにすると、翻訳言語方向が[原文]欄の文字にかかわらず切り替わらないようになります。翻訳言語方向を固定できるので、一括翻訳でも効果を発揮します。
オフにすると、[原文]欄の文字に応じて翻訳言語方向が自動的に切り替わります。
GreenT:単位と数字の間に半角スペースを挿入する機能を追加
クライアントによっては、和文でも「10mg」ではなく「10 mg」にするよう指定することがありますので、その場合に自動で半角スペースを挿入します。
(参考:翻訳対象に応じた設定方法)
GreenT:訳文挿入時にフォントを指定する機能を追加
日本語・英語ともに訳文のフォント名を指定できます。
(参考:翻訳対象に応じた設定方法)
GreenT:用語集欄をクリックすると、訳文欄の訳語が選択される機能を追加
訳文に用語集が適用されている場合には、クリックすると訳文の対応する訳語を選択するようにしました。どこに適用されているのか確認しやすくなりました。
GreenT:DeepL翻訳で和訳時に訳文を変化させるオプションを追加
DeepL翻訳エンジンを用いて、A、B、Cの3種類の訳文を出力できます。表現が異なる訳文を確認したい場合にお試しください。
GreenT:DeepL翻訳で英訳時に米国と英国の英語を選択するオプションを追加
英訳時に米国英語と英国英語を選択できます。
GreenT:隠し文字の表示切替のショートカットキー追加(Alt + H)
GreenTのダイアログから翻訳対象ファイルの隠し文字の表示をオン・オフの切り替えができます。
GreenTとGG共通:Google翻訳エンジンを2種類から選択可能
GreenTの翻訳とGlossary Generatorの訳語作成のGoogle翻訳エンジンを2種類から選べるようになりました。
これまでと同じエンジンを利用する場合にはBasic、Google翻訳の新しいエンジンを使う場合にはAdvancedを選択してください。
GreenTとGG共通:QA機能にてonce、twiceを1、2と等価になるように修正
これまでは英文にonceやtwiceがあり和文に対応する1回や2回と書かれていてもQAチェックで誤りがあると誤判定されてしまっていました。
QA機能を改良して対応させました。
Power Search:ダブルクリックで文書内にジャンプする機能を追加
Power Searchのダイアログで文書内で検索した文にダブルクリックでジャンプできます。検索内容の前後の記述を確認する場合に便利です。
PP:隠し文字削除ボタンとルビ削除ボタンを追加
Pre-Processingダイアログのボタンの配置を少し修正しました。また、[隠し文字を削除]ボタンと[ルビを削除]ボタンを追加しました。
PP: バイリンガルファイルの作成機能の高速化
ダイアログの[ファイル]タブに移動された[2列の表を作成]ボタンの処理を高速化しました。
全体:隠し文字の表示切替のショートカットキー追加
Alt + Ctrl + Shift + H のショートカットキーで文書中の隠し文字の表示切替をできます。
バグ修正
- GreenT:一括翻訳ではプレトランスレーションをオフにする機能を追加
- GreenT:書式保持機能の誤動作を修正
- GreenT:一括翻訳の実行前に隠し文字削除、ルビの削除を追加
- GreenT:文章挿入後に改行記号に設定されている文字書式が反映される不具合を解消
- GreenT:T1タブの英日翻訳時の用語適用のアルゴリズムを修正
- GreenT:[次へ]ボタンでコメントがある場合の不具合を修正
- GreenT:[比較]ボタンの不具合を修正
- GreenT:単位と数字の間の半角スペースの挿入でのバグ修正
- GreenT:Wordと外部アプリとの利用の切り替え時のバグを修正
- GG:用語集作成での用語集適用の不備を修正
- GreenTとGG共通:Google検索機能のバグ修正
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- GreenTのダウンロード