翻訳者や専門家のためのニューラル機械翻訳の支援ツール「GreenT」をアップデートしました。
ChatGPTを利用できるようになりました。ChatGPTを利用する場合でも、ユーザーさんとOpen AI や Microsoft との個別契約は必要ありません。
去年採用したmeta翻訳は、不具合を解消できなかったために利用を中止しました。
こちらからダウンロードしてください。
ご要望がございましたらぜひご連絡ください。
<目次>
機能追加
GreenT:ChatGPTに対応
GreenTでChatGPTを利用できるようになりました。以下の2つのタブが追加されます。
「原文編集・解釈」、「翻訳」、「推敲」の3つの目的でご利用いただけるようにしました。
詳細については、以下の記事をご覧ください。
GreenT:全文翻訳の対象を制限するオプションを追加
対訳表の翻訳において、原文を蛍光ペンで着色した箇所のみを対象にするオプションを追加しました。このことで、必要なセグメントのみを全文翻訳の対象にできます。
以下の例では、全文翻訳の訳文を青文字で表示しています。
詳細については、以下の記事をご覧ください。
GreenT:翻訳性能の改善
Google翻訳もDeepLも日々進化を続けています。これらの変化に対応するよう、GreenTのエンジンもチューニングを重ねております。
ユーザーさんからいただくフィードバックに対応しています。翻訳性能のチューニングはサーバー開発で対応しているため、GreenTのアップデートの時期に関係なく、随時対応しています。
ライセンス管理:PCの入れ替えを簡易化
デスクトップパソコンが急に故障してしまい、急きょノートパソコンで仕事をする必要が出た場合、GreenTのライセンスをデスクトップパソコンからノートパソコンに移動する必要があります。
このような事態に備えて、Ver. 2.1以降では、パソコンが壊れてしまった場合でもライセンスを簡単に移動できるようにしました。
[アドイン]タブのGreenTの[?]ボタンをクリックして、以下のライセンス認証ダイアログを表示します。GreenTのUser IDとライセンスコードを入力します。
User IDとライセンスコードを入力して[ライセンス認証]ボタンをクリックすると、別のパソコンでライセンス認証がされている場合、以下のメッセージが表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると、この新しいパソコンで認証がされ、GreenTを利用できるようになります。同時に、別のパソコンでのライセンスが無効となり利用できなくなります。
なお、上記のライセンスの紐づけを変更するのは1日1回だけです。2回目を試そうとすると、以下のメッセージが表示されます。
ライセンス管理:一時的ログアウト機能の追加
Ver. 2.0で導入した自動ログアウト機能が正しく動作しない場合が報告されています。その対策として、「一時的ログアウト」機能を追加しました。
詳細については、以下の記事をご覧ください。
バグ修正
全体
- 翻訳や用語集作成において、特定の文字列が含まれる場合に発生するエラーを修正
GreenT
- 翻訳時に、全角で書かれた和暦(令和6年5月20日)で発生するエラーを修正
- 「スマート引用符を使う」機能がバイリンガルファイルで不具合があり修正
- ソフトリターンの入ったセグメントを取り込む場合に落ちるエラーを修正
Glossary Generator (GG)
- 日英翻訳用の用語集の作成時に落ちる不具合を修正
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- 翻訳者や専門家のためのニューラル機械翻訳の支援ツール「GreenT」
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