上書き翻訳用の一括置換支援ツール「ぱらぱら」を使ったときに、意図した置換結果と異なる結果になることがあります。
落ち着いて対処すれば、意図したとおりに置換できるようになります。
このような場合のチェックポイントを紹介します。
<目次>
検索条件を確認する
一番よくあるミスが、検索条件の設定です。
ワイルドカード用の用語集であれば、「ワイルドカードを使用」チェックボックスを必ずオンにしてください。
用語集(辞書)の記載を確認する
用語集に不要な記載がある場合に置換がうまくいきません。
たとえば、不要な半角・全角スペース、タブなどの編集記号が検索用の用語(見出し語)の前後に入っている場合、検索対象に編集記号まで含まれてしまうので用語を検索できなくなります。
ご注意ください。
用語集(辞書)のファイル名を確認する
用語集のファイル名の先頭に以下の文字列がある場合、設定が自動設定されます。
PMDIC_ CLP_
PMDIC_ の場合
Wordの[検索と置換]ダイアログボックスにおける「完全に一致する単語だけを検索する」が、「ぱらぱら」のデフォルトの設定ではオンになっています。
しかし、ファイル名をPMDIC_ で始まるようにした場合には、「完全に一致する単語だけを検索する」がオフになった状態の検索条件になります。
当然検索結果が変わりますのでご注意ください。
CLP_ の場合
クリップボードを用いた置換をします。
クリップボードに、用語集の置換後の文字列に指定した文字列が保存された状態で、[置換後の文字列]欄に ^c を入力して置換します。
このようにすると、置換後の文字列に自由に書式を設定できます。
詳細は以下の記事をご覧ください。