Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」のユーザーさんからの質問です。
特許明細書の対訳表の作成時に、段落番号(【0001】、[0001]など)を挿入するのが非常に手間なので、なんとかならないでしょうか
という相談でした。
そうなのです。原文と訳文それぞれ別々に段落番号を挿入するのは手間がかかります。
なので、このような場合、私はユーザーさんに「色deチェック」を使う前提で翻訳のワークフロー作りを提案しております。
段落番号の挿入方法の詳細については、「特許明細書の段落番号の挿入方法」をご覧ください。
<目次>
段落番号は必須
色deチェックで特許明細書の対訳表を作成するには、ご存じの通り段落番号が必要です。
英日翻訳の場合、英文の特許明細書に段落番号がないことがあります。
このような場合、翻訳前の準備として、原文に段落番号をまず挿入してください。色deチェックの段落番号の自動挿入機能を使ってください。
[アドイン]タブの[ツール]ボタンをクリックして以下のダイアログボックスから挿入できます。
段落番号も訳文に残す
そして、ユーザーさんご自身が翻訳する場合には、原文に基づいて訳文に段落番号を残すようにしてください。
翻訳会社のチェッカーさんの場合、訳者さんにお願いするときに段落番号を残して翻訳するように依頼してください。
そうすれば、訳文ができた段階で、原文とあわせてすぐに対訳表を作成できます。
いらない段落番号は削除
チェックが終わったら訳文から段落番号を削除してください。色deチェックの段落番号の削除機能を使ってください。
段落番号の挿入時と同様、[アドイン]タブの[ツール]ボタンをクリックして、以下のダイアログボックスから段落番号を削除してください。
特許明細書以外の文書でも同じです
以下の記事でも紹介しています。この方法は、特許明細書の翻訳以外の方も活用されています。