VBA本の紹介です。初めて買った洋書です。
ワード専用のマクロ本があることを知らなかった頃、とにかくVBAの情報源がほしいと思って購入しました。
ワードだけではなく、エクセルやアクセスなどのマクロについても説明されていますし、一応、VBA初心者を対象に書かれたことになっています。
アメリカのアマゾンの書評をみると、けっこう酷評が目立ちますが、その理由が、「初心者に難しすぎる」だと思います。
1年以上前に購入したと思うのですが、使う部分は未だに一部だけです。
私が1年間くらい手元に置いて、良かったと思う点とやっぱり使いにくいと思う点をまとめました。
<目次>
おすすめする理由
①表紙の裏にある「Cheat Sheet」が使えます。
cheat sheetとは、カンニングペーパーの意味ですが、これが本当に役に立ちます。
最近は、このカンニングペーパーしか見ていません。
一覧表とその説明が載っているので、ちょっとしたときにすぐに思い出せます。
- VBAで使えるショートカットキーの一覧 Alt + F11 Alt + F8など
- VBAの共通ファンクション一覧 InputBox, MsgBox, CStr, CIntなど
- 変数の種類一覧 Boolean, Date, Double, Integerなど
②Chapter17:Ten Kinds of VBA Resources
ここに、Newsgroupへの登録やMZ-Toolsが紹介されていました。
今では、ワードマクロを作る上で欠かせない情報源でありツールになっています。
③Indexページを辞書として活用
以前も紹介したかもしれませんが、この手のマクロ本を私は隅から隅まで読んでいるわけではありません。
何かほしい情報があったときに調べるために使っています。
この本は、Indexが比較的細かく載っているので、自分の調べたいメソッドやプロパティの項目がわかる場合には、その言葉をIndexで調べています。
使いにくいと思う点
①記載されているプログラム文は読みにくく感じます。
自分の力不足ではあるのですが、初心者向けというわりに用語の説明が少ないように感じます。
今もなお、参考例文として使うには難しすぎます。
②Word2007をベースに説明しています。
私はWord2003を使っているので、Word2007の画面だけで説明してある本書は使いにくく感じてしまいます。