【書籍紹介】SEの読書術

2010年4月23日

最近は、「一流とされるプログラマーがどのような思考で日々学習しているのか、もしくはプログラムを作っているのか?」に興味があって、時々この分野の本を読みます。

その中で出会った本です。

10名のSEへのインタビューを通して、それぞれの読書の方法やおすすめ書籍が書かれています。

見開きで2つくらいの見出し(キーワード)が書かれてて、そのキーワードをとばし読みするだけでもちょっとしたヒントを得られると思います。

これ、プログラマーを目指す人だけでなくて、翻訳者の方々にもお勧めです。

プログラミングと翻訳作業って似たところがあると思うんです。

一流の人でも、新人でも、ひとまず商品が作れる、という点において。

そして、一流と新人との差を的確に説明して、その差を埋める方法を説明できる人がなかなか現場にいない、という点において。

結局、「精神論」であったり、「長く続けることが成長の秘訣」という結論に達しやすい業界じゃないでしょうか。

「センスが大切」、とか。

あ、これ、どの分野の仕事でも同じことなのかもしれないですね。

私はまだ特許技術者としても特許翻訳者としても経験が浅いので、そのような考え方が間違っているとは言い切りません。

しかし、長く続けることだけが成長の秘訣ではない、とはいえると思っています。

なんとなく、自分の成長に鈍化を感じたり、よりよいSEや翻訳者としてお客さんに貢献したい、会社の業績に貢献したい、という方にとっては、いろんなヒントがつまっていると思います。

10名のインタビューから、SEのあり方、SEとしての学習方法、SEとしての成果の出し方など、いろんな考え方があることがわかります。

私は、登場する柴田芳樹さんの考え方に非常に共感しました。

自分にあった考え方の師匠に出会えるかもしれませんよ。

そうしたら、日々の仕事がもっと楽しくなるかもしれないし、確信を持って日々の学習ができるようになるかもしれませんね。

キーワード

  • 美術への関心
  • 技術書以外の書籍を読むことの大切さ
  • 自分流の学び方を確立していること(洋書 or 和書、入門書 or 専門書など)
  • 繰り返して読む、時間をかけて読む
  • 本の選び方
  • 継続することの大切さ
  • 新しいプログラミング言語の学習の仕方

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