【書籍紹介】モリー先生との火曜日

2010年12月20日

週末は、好きなDVDを観て、(男)友人とカフェをはしごしてまったりと(7時間以上。ちょっとまったりしすぎ)過ごしました。

もともとは、原書をプレゼントでもらって読んだのが出会いでした。

平易な英文で書かれており、非常に読みやすいです。

何度も読んで、好きな箇所に書き込みをしたりしてそこだけ読み返したりしています。

こういう本ってあまりないので、私にとっては非常に大切な一冊。

「モリー先生との火曜日」には、ある病気で死に向かっていく老教授と、その教え子であるミッチ Mitch (著者)との対話が丁寧に書かれています。

多くの人が目をそらしがちな、「死」に向き合うことで、「生」を理解していく、どう生きていくのか理解するというお話です。

テーマは「死」だけではなく、「愛情」や「家族」、「お金」、「結婚」、「赦し」など多岐にわたります。

それをリアルタイムに進むミッチの私生活とダブらせながら、現実味のある話として共感しながら読むことができます。

そして、このテーマこそ、私たちが日常的に「避けてきている(向き合っていない)」ものであり、目を背けてはいけないとモリー先生は教えてくれます。

「赦し」は、自分自身へと向けられます。

"It's not just other people we need to forgive, Mitch. We also need to forgive ourselves."

"Ourselves?"

"Yes. For all the things we didn't do. All the things we should have done. You can't get stuck on the regrets of what should have happened. That doesn't help you when you get to where I am.

I always wished I had done more with my work; I wished I had written more books. I used to beat myself up over it. Now I see that never did any good. Make peace. You need to make peace with yourself and everyone around you."

私にとっては、「赦し(forgiveness)」は、「受け容れる」ことに近いように思います。

自分自身のありのままを受け容れる、自分自身が引き起こした結果をそのまま受け容れるという意味で。

これは最近もそうだし、2010年の後半ずっと、私のテーマでした。

先日の岡田前監督の講演会 でも思いました。

今あることに集中することって非常に大切だなと。

過去やり残したことの後悔にエネルギーを使うのはつらいですしね。

DVDを観て、いい映画だなと思った方、是非原書もしくは翻訳書をお読みください。

映画では取り上げられていなかった多くのメッセージが詰まっています。

少し心に垢がたまったなとか、ちょっと疲れたなとか思うとき、迷いがあるときに読むと、心が洗われるような本です。

私は時々ここに戻ってきます。

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