【Word VBA】隠し文字の表示切り替え

2012年12月14日

前回の記事で「隠し文字の表示・非表示の切り替え方法 」を紹介しました。

この知識に基づいてマクロをつくってみます。

このマクロでできること

マクロを実行すると、隠し文字の表示・非表示を変更できます。

マクロの解説

前回の記事で、オプションダイアログボックスでの対応するチェックボックスをイメージしながら以下読んでください。

ShowAll プロパティが、「すべての編集記号を表示する」チェックボックスに対応します。

ShowHiddenText プロパティが、「隠し文字」チェックボックスに対応します。

ShowAll プロパティがオンになっている状態では、隠し文字の表示をオフにしても隠し文字が表示されたままです。

それは、前回少し説明しました。

隠し文字の表示をオフにするためには、「すべての編集記号を表示する」チェックボックスをオフにして、同時に、「隠し文字」チェックボックスをオフにする必要があります。

 

ですから、このマクロでは、「すべての編集記号を表示する」のオン・オフ(True or False)を調べて、それに応じて処理を切替えています。

すべての編集記号を表示する」がオンの場合(Trueの場合)には、「すべての編集記号を表示する」をオフ(.ShowAll = False)にして、、「隠し文字」をオフ(.ShowHiddenText = False)にします。

すべての編集記号を表示する」がオフの場合には、現状の隠し文字の状態を逆(オンならオフに、オフならオンに)します(.ShowHiddenText = Not .ShowHiddenText)。

このようなオン・オフの切り替えは、慣用句があります。Not演算子を使います。

マクロ


Sub 隠し文字_表示切替え()
 
 With ActiveWindow.View
  If .ShowAll = True Then
   .ShowAll = False
   .ShowHiddenText = False
  Else
   .ShowHiddenText = Not .ShowHiddenText
  End If
 End With
 
End Sub

 

-コード
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