ワードマクロ(Word VBA)のプログラムの大半は、文章中の言葉を選んで、それを削除したり別の言葉に書き換えたり、他の位置に移動したり、そういうものが多いと思います。
そのときに重要となるのが、いったん選択した文字列の「選択を解除する」というです。
案外大切です。
みなさんもワードを使っていて経験済みだと思いますが、文中の特定の文字列(文章など)を選択した状態で「検索と置換」ダイアログから検索や置換をすると、その選択した文字列を対象に検索と置換が実行されますね。
もし、文章全体で検索と置換をするのであれば、選択を解除しておく必要があるのです。
プログラミングをしているときに、このことを念頭にいれると変なエラーが起こりにくくなります。
<目次>
このマクロでできること
まず、選択された状態
選択範囲の先頭にカーソルを移動
選択範囲の末尾にカーソルを移動
マクロ
Sub 選択範囲の先頭にカーソルを移動() Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart End Sub Sub 選択範囲の末尾にカーソルを移動() Selection.Collapse Direction:=wdCollapseEnd End Sub
これも英語でかかれていて、そのままなんですが、collapseですね。
辞書でひくと、壊れるとか崩壊するとかそういう意味が載っています。
くしゃっとつぶれる感じがある言葉ですね。