マクロの一部をサブルーチン(別のプロシージャ)として記載することがあります(例を記事後半に記載しました)。
サブルーチンにて1つの処理をするようにします。
このように、処理の一部を部品化して分離することで、プログラム自体を見やすくしたり、エラー処理をしやすくすることができます。
また、別のプログラムで同じ処理をする場合には、複数のプログラムから同じ処理を実行することができるので、冗長なプログラムの記載を避けることができます。
サブルーチンの方法については、「かんたんプログラミングExece VBA 応用編」に詳しく解説されていますのでご覧ください。
さて、本日はそのようなサブルーチンを使っているときに、VBE にて呼び出すサブルーチンの内容を確認したり、または親のプロシージャに戻ったりするのに便利なショートカットキーです。
<目次>
便利なショートカットキー
[Shift] + [F2] 呼び出すサブルーチンにカーソルを移動します。 [Shift] + [Ctrl] + [F2] 親のプロシージャにカーソルを戻します。使い方
たとえば、以下の参考マクロでは、CallステートメントにてMessage_1とMessage_2というサブルーチンを呼び出しています。
例えば、親プロシージャ(例では、「メッセージ表示」)にあるサブルーチン名(例では、「Message_1」)にカーソルを置きます。
[Shift] + [F2] を押すと、カーソルが、そのサブルーチン(例では、「Message_1」)に移動します。
呼び出すサブルーチンは、親プロシージャ(例では、「メッセージ表示」)から離れている場合がありますから、わざわざモジュール内を探すのは大変です。
そして親プロシージャに戻る場合(元の場所に戻る場合)には、[Shift] + [Ctrl] + [F2] を押します。
このようなときに非常に便利ですね。
参考マクロ
あまり意味のないプログラムになってしまって申し訳ありません。メッセージを表示するサブルーチンを2回呼び出すマクロです。
Sub メッセージ表示() Call Message_1 Call Message_2 End Sub Private Sub Message_1() MsgBox "1つめのメッセージ" End Sub Private Sub Message_2() MsgBox "2つめのメッセージ" End Sub