【Word VBA】ユーザーフォームを表示したまま文書を編集する

2010年5月16日

ユーザーフォームって便利ですね。

ワードでユーザーフォームを利用するための必読書は

かんたんプログラミング Excel VBA コントロール・関数編 」です。

これはエクセルの本ですが、十分ワードでも使えますし、ここまでこまかくユーザーフォームの使い方が載っている本を私は知りません。

で、ユーザーフォームを使い始めるとすぐに疑問にぶちあたると思います。
ユーザーフォームを表示させたまま、ワードの文章をいじれないのか?

です。

この質問を読者のかたからいただきました。

私も以前同じことで悩みましたので、設定方法を紹介いたします。

設定方法

1.ビジュアルベーシックエディタ (VBE)を起動 ([Alt] + [F11])

2.プロパティウィンドウを表示

メニューバーの 表示(V)>プロパティウィンドウ(W) から、プロパティウィンドウを表示させます。

3.設定したいユーザーフォームを選択して(下記の図では、UserForm1が選択されています)、

プロパティウィンドウに表示された ShowModalをFalseに変更します。

ユーザーフォーム

通常は(デフォルトの設定では)、ShowModalの値は、Trueになっています。

ShowModalの解説

ShowModalは、ユーザーフォームを

モーダルダイアログボックスとして表示するか (Trueのとき)

モードレスダイアログボックスとして表示するかを (Falseのとき)

設定するプロパティです。

モーダルダイアログボックスの特徴

フォームを表示中、文書やメニュー、ツールバーなどのワードの機能を

操作することができない

モードレスダイアログボックスの特徴

フォームを表示中、文書やメニュー、ツールバーなどのワードの機能を

操作することができる

上記設定により、ShowModalをFalseにしたので、モードレスダイアログボックスとしてユーザーフォームが表示されるため、文書を操作することができるようになります。モーダルダイアログボックスについての一般的な説明は、IT用語辞書 e-Words 」に掲載されていますのでご覧ください。

参考情報

この設定に関して、「かんたんプログラミング Excel VBA コントロール・関数編 」の

P.30を参考にしました。

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