昨日ご紹介いたしました「『1ページの行数』の簡単な調整方法 」のマクロ化の紹介です。
昨日の話のまとめですが、1ページの行数の設定には2つのポイントがありました。
(1)ページ設定で、文書全体の書式を設定すること
(2)段落設定で、文書中の特定の段落の書式を「ページ設定」を基準にして設定すること
よって、これらの要素をまとめて1つのマクロにします。
<目次>
マクロ解説
「行数の入力」に関する部分
InputBoxにて、String型(文字列型)のデータを取得します。
行数は1~45の数値しかとれませんので、それ以外の数値を指定した場合には再入力を促します。
全角数字で入力された場合にでも、大小比較は文字列ではなく、数値として扱われます。
「ページ設定」に関する部分
上記の2つの項目をマクロ化しました。
「段落設定」に関する部分
上記2つの項目をマクロ化しました。
マクロ
Sub Lines() 'ページの行数の設定マクロ Dim myLines As String '行数 '行数の入力 Do myLines = InputBox("行数を45以下の数値で入力してください。") If Len(myLines) = 0 Then End 'キャンセルの場合に修了 Loop While myLines > 45 Or myLines < 1 'ページ設定 With ActiveDocument.PageSetup 'inputboxで入力した行数を指定 .LinesPage = myLines '「行数だけを指定する」モードに設定 .LayoutMode = wdLayoutModeLineGrid End With '段落設定 With ActiveDocument.Range.ParagraphFormat '行間(行高)=ページ設定で指定した行数の行高の1行分 .LineSpacingRule = wdLineSpaceSingle 'ページ設定で指定した行数のグリッドにあわせる .DisableLineHeightGrid = False End With End Sub