マクロを実行すると、画面がちらつくことがありますね。
これは、目にもとまらぬ早さで、カーソルが文書中を移動しているからです。
これを見た目上、見えなくする方法があります。
なんだか、見た目重視のプログラムですが、やっぱり静かにプログラムが動いているのってかっこいいですよね。
すずしげに働く「ふり」をさせるコード。
あと、それ以外にも、画面を変更する処理がなされないので、処理スピードも向上します。
一石二鳥のおいしいコードです。
<目次>
1行マクロ
Application.ScreenUpdating = False
日本語訳
ワードの(アプリケーションの)、画面の更新を しない
です。
察しがいい方は、わかると思いますが、更新をする場合には、Trueですね。
注意点
この1行マクロを使うときに気をつけたいことがあります。
それは、「更新をしない」設定をした後には、「更新をする」に戻すということ。
プログラムの最初に
Application.ScreenUpdating = False
と書いたら、
プログラムの最後に
Application.ScreenUpdating = True
と書きましょう。
基本的には、マクロの実行が終了すると自動的にTrueの設定に戻りますが、明示的にTrueに設定するステートメントを記述した方がいいとのことです(できる大事典 Excel VBA―2000/2002/2003対応 P.904 )。
ひとまずは、設定を元に戻すという癖をつけるのがいいと思います。
「こうすればできる!!シンボルフォントの検索(2)」のプログラムで使っています。