最近、「【Word】変更履歴の表示名を変更する方法」の記事へのアクセスがよくあります。
こちらで紹介した方法をマクロで実行します。このマクロを実行すると、コメントや変更履歴の表示名が変化するだけなく、書類の個人情報をすべて削除できます。
書類の納品前に実行してもいいですね。
<目次>
このマクロでできること
マクロ実行前
コメントと変更履歴に作業者名が表示されています。
マクロ実行後
マクロを実行してから文書を保存(Ctrl + S)すると、コメントの挿入者名と校閲者名がいずれも「作者名」に変わります。
マクロの解説
ドキュメントの検査を実行し、ドキュメントのプロパティと個人情報を全て削除する操作をマクロにしました。
具体的には、バックステージビューの以下のボタンからドキュメントの検査を実行します。
[検査]ボタンをクリックすると結果が表示されます。
[すべて削除]ボタンをクリックすれば処理が完了します。
コードでは、削除対象として wdRDIDocumentProperties を指定します。
文書のプロパティと個人情報をすべて削除する結果、表示名が匿名「作者名」になるというわけです。
マクロ
Sub コメントと変更履歴の表示名を作者名にする() ActiveDocument.RemoveDocumentInformation wdRDIDocumentProperties End Sub
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