ブログ記事を通して、いろいろな広がりをいただき感謝です。
「【効率化】効率化をする視点(1) 」を書いたきっかけとなった「すごい改善」の吉田さんの記事 がありました。
その吉田さんから、逆に私の記事を「ワード(Word)」の達人にご紹介頂きました! 」と
ご紹介いただきました。ありがとうございました。
さて、効率化ですが、昨日からずっとひっかかっていてる問いがあります。
「誰に対する、何の効率化ですか?」 (水野麻子さんのブログ からのヒント)
ふと、自分が今まで作ってきたマクロを分類すると、いくつかに分かれるんですね。
そうすると、他の人への伝え方も違ってくるんじゃないかな?と思い始めました。
何回かにわけて(ブログ記事の出し惜しみです)、効率化の視点を紹介してみたいと思います。
効率化のヒントとして、ご覧ください。
<目次>
品質を高めるための効率化
別名「やれたらいいこと=やらなくても納品できること」を達成するマクロです。
放っておくと、ともすると何もせずに終わってしまいがちな分野。
これは、お客様や書類を受け取る外国の代理人へのうれしさを達成するための作業を効率化しています。
「 【効率化】効率化の視点(2)」 で紹介したとおり、最近大切にしている分野です。
- 調べ物作業を容易にするもの(パソコン上のファイル、サーバー上のファイル、ネットの情報)
- 書簡のヘッダーに案件番号や日付や期限を自動で記録するもの。
- 各国の出願ルール遵守の細かいチェック(書式、NGワードの確認、文字数自動計算)
- 英文明細書中の日本語フォント箇所を検出(見た目でフォント種類を判断できないような記号を対象)
- 米国の重要判例で用いられたキーワードを明細書中から抽出 かつ、その用語説明表示など
などなど。
特に私がこの分野の効率化で気に入っているのは、「エスパスネットのDBへのリンクを自動で作成マクロ(近日公開予定)」や、「右クリックでGoogle!」です。→調べ物の作業を容易にするもの
マクロで悪い流れを断ち切る
何がいいのか?というと、「面倒な感じ」→「調べるのをやめる」の悪い流れを断ち切ることができるんです。
たとえば、関連特許文献のPFDファイルを入手してざっと眺めたいときがあります。
ヨーロッパ特許庁のエスパスネットは無料のデータベースとして非常に優秀なんですが、ここに案件番号を入力してPDFファイルにたどり着くのが、けっこう時間がかかります。
世界中からアクセスしているサーバーなので、反応が鈍いのです。
そうすると、その「面倒な感じ」→「調べるのをやめる」になるんです。私の場合。
技術の理解度をあげて、英語品質を上げるためには、やっぱりネイティブの文献を読むのがいいことはみなさんご存じの通りですが、そんなことしなくても納品できますから(笑)。そうするとやっぱり易きに流れるというか。。。
で、これの歯止めをかけたくて作ったのが、上記のマクロ。
操作が簡単なら即実行できる!
ファイルの取得が簡単になるのであれば、すぐに内容の確認作業に入れます。
こうやって「効率化」を別の言葉で言い換えていくと、私の仕事のくせみたいなものがありますね。
普段から調べ物が好きな方は、マクロなくてもやっているだろうし。
非常に興味深いのですが、水野さんの場合は、「分からないことを分かるまで調べるのが楽しいと感じるほどの調べ物好きですから」とおっしゃってますね(こちらのブログ からの引用)。
なるほど、これなら私とは、調べ物に関する「効率化」の発想が全然違うなと思うわけです。
人それぞれにいろんな効率化の視点があって、おもしろいですね。
共有の資産へ
マクロのおもしろいところは、そのようなほとんど暗黙知である他の人の視点や方法を、誰でも使えるように「配布可能」にして共有の資産にしてしまえるところだと思います。
すばらしい。