今回紹介するのは、私が日常業務で使うマクロの一例です。
翻訳にCT方式を使っているため、CTを使っていない方には、全く役に立たないような効率化も含まれます。
<目次>
自分流の仕事のやり方を効率化
別名「他の人にはどうでもいいけど、私にとってのうれしさ」を達成するマクロ
- 特許明細書の段落番号を見出しマップ登録
- 文章の先頭の文字の大文字化/小文字化
- テキスト形式での貼り付け(ネットの情報を貼り付けるときに便利)
- 文字列の貼り付け時に先頭文字を大文字・小文字化(CTで使います)
- 文字列の順序の入れ替え(AのB→B of A)
- 特定文字の囲い文字化、着色化
- 選択範囲の複数の単語の先頭文字だけ大文字化
- 書類に固有の案件番号を記憶させておき、必要なときに案件番号を呼び出せる(別名自動保存など)
- 日本語明細書の文章を英文明細書の記載順序に自動変換
- タイマーを設定(設定した時間ごとに警告)
- 画面を1行ずつ上下に移動(カーソルを画面の上端・下端に移動せずに、画面を上下できます)もちろん、マウスを使いたくないので作ったマクロ。キーボード上のショートカットで動くように設定しています。
- 印刷時に1枚目だけ手差しにして、2枚目以降を既定のトレイから印刷するもの
- インターネットでの調べ物の効率化(右クリックでGoogle!、エスパスネット )
- 案件番号を入れると所定のフォルダが開く
同じように、自分の職場で調べ物をするときに、過去の自分の資料からいかに早くものを探し出すかというのも品質アップの効率化の視点にあると思います。
この「探し出しやすさ」=「特定ファイルを保存したフォルダの開きやすさ」も、調べ物をするストレスをなくすという意味で価値があるかなと思います。
うれしさ
一つ一つの作業の時間が削減されます。
たとえば、印刷設定を印刷のたびに変更して、1ページ目を手差しトレイからの印刷、2ページ目を既定のトレイから印刷するように設定するのま面倒です。
それを自動化しています。
数秒の削減効果。
これは、そんなに頻度が高くないので、正直削減効果は小さいですね。
でも、使うたびに確実に時間を削減できます。何の努力もなしで。
「文章の先頭の文字の大文字化/小文字化」のマクロがありますが、これは、カーソルを文頭に移動させずに、カーソルが置かれている文章の文頭文字を制御します。
なので、これも、カーソルを移動させる時間と先頭文字を書き直す時間を削減します(数秒)。
でも、英文をCTで書かれている方、わかると思いますが、この数秒を1件の中で、何百回使えるのか?って考えると、少しうれしさがわかるかと思います。
「文字列の順序の入れ替え(AのB→B of A)」は、先日Cocoさんからご提案をいただいたマクロと同じ考え方です。
私は、[ of ]を自動で挿入するようにしています。これは、今後、応用バージョンとして紹介したいお気に入りのマクロ。
そのほかにも、between A and Bにするマクロもあります。
うれしいでしょ?こういうの。
こういうマクロを数十種類も使って、明細書を1件翻訳するのにマクロの実行を何千回と繰り返します。