遅ればせながら私もOfficeアドインの勉強を開始しました。
Officeアドインというのは、Officeで動くWebアプリです。詳しくは、きぬあささんの解説ページがわかりやすいかと思います。
2021年3月の現時点でも、Wordマクロ(Word VBA)でできることのほうが圧倒的に多いため用途により使い分けるものだと思います。
ひとまずは、Officeアドインを使う場合にWordで何ができるのか、何ができないのかを整理する意味でもいくつかサンプルコードを紹介してみようと思います。
注意事項
Officeアドインの開発にはそれなりの知識が必要になるので、WordマクロやExcelマクロのように手軽にできるものではないと思います。
私は開発環境を準備するために専門家に依頼をして個人レッスンを受けました。開発に慣れていない方の場合、自分一人で始めるには少しハードルが高いと思います。
そのため私からはOfficeアドインの開発環境の構築のアドバイスはできません。他のサイトをご覧ください。
学び方
Microsoft Learnのページがわかりやすいと思います。このコースに掲載されているサンプルコードを一通り実行してみました。
あと、冒頭でも紹介したきぬあささんのサイトは欠かせません。上記のサイトで基礎を学び終えたら、サンプルコードを読み解いていくといいと思います。
かなり前からサンプルコードがアップされています。サンプルコードだけでなく動画も掲載されている場合があります。動きまで確認できるので非常にありがたいですね。
Word用のOfficeアドインで使える機能が徐々に増えてきているので、今後に期待したいところです。このように追加される新しい機能は古いバージョンのOfficeでは利用できません。配布する場合には気を付ける必要があります。
以下のページには、現在プレビュー段階のものも含めてすべてのAPIの一覧が見られます。
私は、欲しいプログラムを作成する際には、上記リファレンスで関連するプロパティやメソッドを調べたのちに、Google検索でサンプルコードを探します。Stack Overflowに多くのサンプルコードが載っています。ここで丁寧に検索をするとヒントが得られることが多いです。
このブログで紹介したいこと
今までWordマクロで実行してきたことをOfficeアドインで作ろうとするとすぐに壁にぶつかります。Officeアドインに用意されたメソッドでは実現できないことが多いからです。
Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」や翻訳者のためのニューラル機械翻訳支援ツール「GreenT」のような機能をOfficeアドインで実現できないかなーと思って勉強を始めたのですが現時点ではぜんぜん無理ですね(笑)。
まずはWordマクロでできることをどのようにしてOfficeアドインで実現するのか、という感じからサンプルコードを書いていこうと思います。自動化の要素を思いつきやすいからです。
上述のとおり、WordマクロでできることをわざわざOfficeアドインでやる必要はないなと感じていますので、あくまでも使い分けていけるといいですよね。
Officeアドインだからこそできることがあると思うのですが、それは今後勉強しながら探ってみたいと思っています。