昨日は、九州大学の文学部人文科学の言語学講座の大学院のみなさまに特別講義をさせていただきました。
こんなお題です。
「プロ翻訳者から学ぶWordマクロで執筆スピードをアップする方法と論文に使える英語表現の探し方」
去年、上山あゆみ先生 とご縁をいただきまして、今回の特別講義が実現いたしました。
実は、上山先生はWordマクロのプログラマーであり、ヘビーユーザーなんですね。上山先生のご紹介はまた次回ゆっくりさせていただきます。
それにしても、本当に優秀な学生さんばかりで驚きました。
2部構成で2時間でした。
まず、私が翻訳者としてどのような観点でWordマクロを活用しているのかをご紹介させていただきました。
その後、論文で使う英語表現を、右クリックでGoogle! にてどう探すのかをご紹介いたしました。
今まで延べ550名以上の翻訳関係者の方々にセミナーをさせていただいたのですが、今までと何か感じが違うんですよね。若さ故の吸収力なのでしょうか。
もともと、上山先生を含む今回の受講生のみなさまは、上山先生がつくられた論文作成支援のWordマクロを日常的に使われています。
なので、Wordマクロの自動化については、体験済みだったわけですね。
ただ、翻訳という観点でのWordマクロは初めてのはずです。
私のセミナーの目的は、翻訳者としてマニアックでとんがったWordマクロの使い方を紹介することで、Wordマクロのヒントを持ち帰っていただくことにありました。
講義中のうなずき具合や質問内容からして、それぞれの方が使い方を妄想されていたように思います。
いくつかマクロを事後配布させていただきました。セミナー後には、「すぐに使いたい」というご感想をいただき、大変うれしかったです。
私が思ってもいない使い方を質問(提案)いただいたりして、こういうやりとりができるのでセミナーはおもしろいですよね。
さらに。
セミナーは少し延長して、2時間15分くらいだったのですが、その後2時間以上、上山先生とパソコンを前にマクロ談義。今回は居酒屋ではありません(笑)。
気がついたらあっという間に時間がたっていました。セミナーの時間と同じくらい話し続けていたとは気づきませんでした。。。
上山先生のあくなき好奇心には大変多くの刺激をいただきましたし、Wordマクロやその他便利機能も教えていただきまして、実り多き時間でした。
実務でマクロを作られている方とお話をするのは楽しいですね。工夫がたくさんあります。
このたびご縁をいただけたみなさま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。