昨日はセッションにご参加をいただきましてどうもありがとうございました。
本ページに当日のセッションに関連した記事を掲載します。また、いただいたご質問の回答もこのページに掲載します。ときどきご覧ください。
いただいた質問への回答
Q1. Article 1, Article 2などの条番号を検索する場合にワイルドカードを使えると思いますが、Articleと番号の間にスペースは必要でしょうか?(セッション中の質問)
半角スペースが必要です。例えば、以下のような記述になります。この場合、ArticleのAを大文字にしているので、article 10 のように小文字で記述されている箇所は検索できません。
検索する文字列:Article [0-9]{1,}
ときどき、「Article」と「数字」の間のスペースの数が2つ間違って入っている場合もあります。なので、扱う文書の種類や経験を踏まえて、以下のように「Article」と「数字」の間に1つ以上のスペースがあると定義してもいいかもしれません。
検索する文字列:Article {1,}[0-9]{1,}
以下のように、半角スペースを半角角括弧で囲んでも同じ意味になります。
検索する文字列:Article[ ]{1,}[0-9]{1,}
Q2. セッションで紹介されたこと以外に覚えるべき文法はありますか?(セッション中の質問)
セッション中は「ありません。今の文法知識で使い方を覚えるようにしましょう」とお伝えしましたが、間違いでした。
もう1つ覚えるとよいワイルドカード文字があります。それは、半角アスタリスク「*」です。これは「ゼロ以上の文字列」を意味します。
たとえば、以下のようにすれば、全角丸括弧で囲まれた箇所を検索できます。
検索する文字列:(*)
丸括弧の中には何でも入ります。誤検索になるかもしれませんので、検索対象によっては、丸括弧内の文字列を具体的に指定したほうがいいのかもしれません。
Q3. 法務翻訳の日本語の様式を英語の様式にする置換の例が紹介されていました。どのようにしたらよいのか教えてください。
セッション中にデモをせずに失礼しました。以下の記事をご覧ください。
【Word】契約書の和文の見出し様式と英文の見出し様式とを切り替えるワイルドカード
Q4. 上記の置換をした場合、オートナンバリングで入力されている条番号はどのようになりますか?(セッション中の質問)
セッション中には、「オートナンバリングの入力方法により異なります。」と回答をしてしまいました。これは間違いでした。条番号にオートナンバリングが使われている場合には、ワイルドカードを用いて、Q3の回答のような検索・置換ができません。
オートナンバリングで条番号を入力する方法は2つあります。1つは、段落番号機能を使う場合、もう一つは、フィールドを使う場合です。
いずれの場合も様式の切り替えができませんでした。大変失礼いたしました。
Q5.全角数字を半角数字に変換したいのですが、どのようにしたらよいのでしょうか?
以下の記事を参考にしてみてください。この記事では、ワイルドカードを利用せずに特殊文字で数字を検索しています。ワイルドカードを使って数字を検索した場合でも同じです。
Q6. 隠し文字を検索して削除する方法はありますか?
隠し文字の検索には、ワイルドカードを使用する必要はありません。[検索と置換]ダイアログボックスの機能を使えば、隠し文字を検索できます。検索できるということは、置換で削除できるということです。具体的な方法は、以下の記事をご覧ください。