先日の土曜日・日曜日に、東京ビッグサイトでIJET-31(英日・日英翻訳国際会議)が開催されました。私は日曜日に、Wordのワイルドカード検索と置換についてのセッションを担当いたしました。
セッションにご参加をいただきましたみなさま、どうもありがとうございました。
<目次>
セッション内容
クイズ形式でワイルドカードの使い方を紹介しました。細かな文法の理解よりも、ワイルドカード文字の組み合わせや使い方での工夫を理解することが大切だと思っています。
そのため、できるだけシンプルな例で考え方を説明しました。
今後は、私のブログに掲載されているワイルドカードの例やネットで見つけた例を改良して使うとよいと思います。
ChatGPTにWordのワイルドカードの検索式を考えさせる方法
セッションの最後に、ChatGPTを用いたWordのワイルドカードの検索式の取得方法も簡単に紹介しました。ChatGPTへのプロンプト(指示文)を作るときに、2段階で考えさせるとよさそうです。
最初に、PythonやJavaScriptのようなプログラミング言語の正規表現を回答させて、その後、Wordのワイルドカード用に書きなおしてもらうという手順です。
ネット上にはPythonやJavaScriptの正規表現の例が山ほどあるので、それをもとに学習をしたChatGPTはかなり正しい回答を出してくれます。
これをベースに、Wordでも使えるように修正をしてもらうわけです。
GPT-4とGPT-3.5で出力の違いがありました。工夫をしましたが、正確な回答を得られないこともあります。
やはり、AIの回答を鵜呑みにせず、自分で吟味する必要があります。ある程度の回答を作成してくれるので、入力支援ツールとしてとらえればよいと思います。
工夫をすればもっといい方法があるかもしれません。
ChatGPTの活用方法については、今後ブログ記事にまとめます。
セッション参加者用ページ
以下のページで、セッションでの質問やその後いただいた質問に回答します。ご覧ください。
【セミナー資料】IJET-31 90分でわかる! 翻訳者のためのWordワイルドカード入門
セッション参加のみなさんには、クイズの解答例をWordファイルにまとめました。WhovaのセッションページのChat欄にダウンロード用のリンクがありますのでご覧ください。