昨日、東京で「Wordで上書き翻訳セミナー」を開催しました。
参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
昨日のセミナー参加者は全員が特許翻訳者であったため、事例紹介がしやすかったです。
以下のツールを説明して、様々なスタイルの上書き翻訳を紹介しました。
- 上書き翻訳ツール (上書き翻訳で必要なことのすべて)
- ぱらぱら (用語置換専用ツール)
- 頻度のヒント (用語集の自動作成)
- 山猫の手 (上書き翻訳用の[検索と置換]ダイアログボックス)
- 山猫の爪とぎ (用語集を整理するツール)
ツールの機能は、ツールのユーザーや私の周りの翻訳者仲間からもらったアイディアを私なりに形にしたものです。
全ての機能を使う必要はないので、気に入ったものを少しずつ試してみてください。
プロセスを自由に決められることも上書き翻訳の楽しい部分だと思います。
ぜひまたアイディア交換をさせてください。
<目次>
ワイルドカードの活用
ワイルドカード(Wordの正規表現)を利用すると、上書き翻訳での効率化ができます。
多くの翻訳者がそれぞれの工夫をワイルドカードで蓄積をしていると思います。
昨日は化学系の特許翻訳者の方から、置換後に上付きや下付きが保持されるような方法について質問をいただきました。
以前のブログ記事でも紹介した方法を使います。
【Word】ワイルドカードを用いて検索する文字列の書式を保持する方法
書式を保持したい箇所を半角の丸括弧で囲んで検索をします。
置換後の文字列には、\1を使いこの文字列を受け取ります。
便利なのでぜひご活用ください。
9月2日の午後にワイルドカードの3時間セミナーがあります。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
【セミナー案内】2018/09/02(日)東京 Wordワイルドカードセミナー