GreenTでGoogle翻訳を利用できます。
(参考:Google翻訳の利用方法)
GreenTでは、Google翻訳が出力する訳文の明らかな誤訳を自動修正しています。
誤訳の原因となる表現・記号の処理
Google翻訳では、日英翻訳時に誤訳を生じやすい文字列があります。GreenTでは、これらの文字列が含まれる文を訳す際に、正確に訳出されるように処理をします。
記号だけでなく、特定の表現も誤訳につながる傾向があることがわかっています。これら表現を原文で自動修正した後に機械翻訳にかけるようにしています。
たとえば、2019年8月のTCシンポジウムでも発表させていただいた通り、丸数字を正確に訳せない場合があります。
原文
㊿接続先については、今後検討していく。 |
Google翻訳(Web版:2019年8月)
We will study 50 connection destinations in the future. |
Google翻訳(Web版:2020年6月1日)
㊿ We will consider the connection destination in the future. |
2020年6月現在では、和文の丸数字がそのまま出力されるように改善されています。
GreenT[T1]タブ(2020年6月1日)
(50) We will consider the connection destination in the future. |
GreenTでは原文中の丸数字を括弧の数字に自動修正してから訳文を出力することで、正確な構文が出力される可能性が高まります。
環境依存文字
上記以外の環境依存文字も誤訳を生じないように処理をしています。
[アドイン]タブの[PP]ボタンで起動する[Pre-Processing]ダイアログの以下の赤枠内の処理は、すべて機械翻訳に適さない文字を自動変換する機能です。
たとえば、特殊文字(㎜、㎝、㏠、㏡)を通常の文字列(mm、cm、1日、2日)に変換します。
GreenTでWordファイルを扱う際には、機械翻訳にかける前に事前に修正することをおすすめします。この変換機能は、Google翻訳だけでなく、DeepLにもみんなの自動翻訳にもご利用いただけます。
(参考:原文の一括表記修正)