翻訳の分野や原語方向により各種設定ができます。[Style]タブで指定します。
目次
全分野共通
特許明細書用の設定
法務文書用の設定
ITマニュアル用の設定
全分野の設定
日付
和文では和暦と西暦、英文では米国表記と英国表記を指定できます。和暦では令和にも対応しています。
デフォルトでオンになっています。オフにすると日付が正確に出力されないことがありますのでご注意ください。
原文
弊社は平成30年8月25日までに二億八千万円を三井住友銀行の指定口座に振り込む予定である。
訳文(オフ)
We plan to transfer 200 million yen to the designated account of Sumitomo Mitsui Banking Corporation by August 25,
※日付だけでなく金額も間違ってます。
訳文(オン+Alternativeで翻訳)
We plan to transfer 280 million yen to the designated account of SMBC by August 25, 2018.
和文
文末処理として常体と敬体を使い分けます。
また、和文特許明細書の翻訳時に全角数字や全角アルファベットを指定できます。
英数字記号を半角にした場合には、数字と単位の間に半角スペースを挿入するオプションを選択できます。クライアントによっては、和文でも「10mg」ではなく「10 mg」にするよう指定することがあります。
訳文のフォント名を指定できます。
英文
文章間のスペース数を指定できます。翻訳メモリでGreenTを利用する場合には、[スペースなし]を選択するといいでしょう。
和文で「CPU(Central Processing Unit)」と書かれていた場合に、英訳文では略語(頭字語)を元の言葉の後ろに移動します。その時の表記も選択できます。
(参考:頭字語の自動修正)
英文のフォント名を指定できます。
文字書式
上記のように上付き数字がある文章の場合、以下のように書式がhtml形式で取込まれ、その設定を保持したまま訳文が出力されます。
[Insert]ボタンで挿入すると、htmlで定義された書式が反映されます。
特許明細書の設定
図面番号
オンにすると英文和訳時に「FIG. 3」が「イチジク。図3」にならないように自動修正します。また、和文英訳時の図面番号の表記を指定できます。
(参考記事:【機械翻訳】特許翻訳におけるニューラル機械翻訳の評価(JTFセミナー))
段落番号
段落番号(隅付き括弧で囲まれた4桁数字もしくは半角角括弧で囲まれた4桁数字)のみの段落があると、自動的に指定した様式で翻訳します。
隅付き括弧の4桁数字の場合、段落番号の直前に全角スペースが挿入されます。
(参考:バイリンガルファイルでの翻訳方法)
法務文書用の設定
法務
法務分野の英日翻訳用にArticle 1などの条番号を正確に翻訳するように自動修正します。
ITマニュアル用の設定
ITマニュアル
半角の約物と全角文字の間に半角スペースを挿入します。
(参考:)訳文の自動修正例(ITマニュアル)