色deチェックでは[ツール]ダイアログで特許明細書へ段落番号を自動的に挿入できます。
和文の特許明細書に段落番号の挿入時に予想と違う箇所に段落番号が挿入されることがあります。この理由を説明します。
現状では、このルールがご挿入が少ないと判断しておりますが、もっと便利に改良もできます。
予想と違う場合には修正してください。また、毎回の修正が面倒な場合にはお問い合わせフォームから詳細を教えてください。今後の開発に反映させていただきます。
日本語特許明細書の段落番号の挿入ルール
- 見出しの下に挿入する(直前には挿入しません)
- 句点で終わる段落の直前に挿入する
- 改行記号(ハードリターン)の直後に挿入する
- 表の直後に挿入する
挿入例1
「(第1の実施形態)」の直後に段落番号が挿入されます。「(第1の実施形態)」が見出しと判定されているからです。
【0010】
以下、第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
【0011】
挿入例2
以下の場合、「【特許文献1】国際公開第2015/●●●●●●号」の直前には段落番号が挿入されません。段落の末尾に句点がないからです。
【先行技術文献】 【特許文献】 【特許文献1】国際公開第2015/●●●●●●号 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】
挿入例3
以下の場合には段落番号が挿入されません。段落末尾に句点がないからです。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示装置の概念図
以下の場合には段落番号が挿入されます。
【図面の簡単な説明】 【0010】 【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示装置の概念図。
挿入例4
改行記号が「段落内改行(ソフトリターン)」の場合には、段落番号が挿入されません。間違えて[Shift]+[Enter]で改行記号を挿入してしまった個所でこうなります。
段落番号を自動挿入したくない場合には、意図的に「段落内改行(ソフトリターン)」を挿入してもいいと思います。
通常の改行記号に戻すと、正しく入力されます。