【Word】便利なショートカット [F8] 拡張選択モード

2011年5月17日

文末まで選択するときや、段落の最後まで選択するときに使えます。

[F8]は、VBEでは「ステップイン」という実行モード になりますが、今回は、Word文書画面での[F8]の説明です。

[F8]でできること

(1)現在のカーソル位置の末尾を、ある特定の文字まで移動し、その間の文字列をすべて選択することができます。

(2)「単語」→「文章」→「段落」→「文書全体」と拡張範囲を広げることができます。
ちょど、カーソル位置をダブルクリック/トリプルクリックするのと似た感じですね。

使い方(1):特定の文字まで選択する

キーボードの[F8]を押すと、「拡張選択モード」になります。

このモードのときに、キーボードで入力された文字・記号まで、選択範囲が拡張されます。

なお、このモードはそのまま保持されてしまいますので、モードを解除するためには、[Esc]キーを押す必要があります。

実務上は、[Crl] + [C] など、次の操作をはじめるとモードが解除されます。
いろいろと試してみてください。

(英文の文末まで選択する場合)

[F8] を押して、[.](ピリオド)、最後に[Esc]

(日本文の文末まで選択する場合)

[F8] を押して、[。](句点)、最後に[Esc]

(段落末尾まで選択する場合)

[F8] を押して、[Enter] 、最後に[Esc]

 

さらに、その状態で、カーソルを[←][→][↑][↓]キーで移動すると末尾が変化して、選択範囲を変更できます。

使い方(2):拡張範囲を広げる

選択範囲を「単語」→「文章」→「段落」→「文書全体」と広げる場合には、ただ単に[F8]を何度も押します。

まず、[F8]を押します。「拡張選択モード」になります。見た目は変化しません。

さらに、[F8]を押します。単語が選択されます。

さらに、[F8]を押します。文章が選択されます。

さらに、[F8]を押します。段落が選択されます。

さらに、[F8]を押します。文書中の文章全体が選択されます。

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