【Word】ワイルドカードの学び方:書ける前に読めるようにする

ワイルドカード検索の世界へようこそ

本ブログではおなじみのワイルドカードです。本ブログでは「ワイルドカードを用いた検索」を「ワイルドカード検索」と呼んでいます。ワイルドカード検索とは、特殊な表現を用いた抽象的な検索をする機能です。その結果、通常の検索では探せないものを探せるようになります。

この「特殊な表現」は、一般的に「正規表現」と呼ばれています。「正規表現を用いた検索」とは、文字列のパターン(規則性)を利用して検索をすることです。たとえば、「大文字で始まる5文字の英単語」のような条件を用いて、特定の語句を探します。この条件を示すための記述が「正規表現」なのです。

Wordでは、ワイルドカード文字と呼ばれる特殊な文字を用いて正規表現を記述します。そのため、Wordでの正規表現による検索を「ワイルドカードを用いた検索」や「ワイルドカード検索」と呼びます。

自分で考えるよりも具体例の読解から始める

抽象的な検索が可能なワイルドカード検索では、具体的な語句による検索ではなく、「数字」や「英単語」のような概念や条件で検索できます。このように便利な機能なのですが、Wordには記述ルールが用意されているだけで具体的にどのようにすればいいのかはユーザーに任されています。そのため、ユーザーは検索対象の概念をルールに沿って自分で記述する必要があり、このことがワイルドカード検索をとっつきにくいものにしています。

私は、ワイルドカード検索を学び始めの人は、記述ルールに基づいて自分で正規表現を一から考えて書けなくてもよいと思います。その代わり、特定の概念を示した具体的な正規表現(以下、検索式)の読み方を先に学ぶことをお勧めします。

ワイルドカード検索の具体例

これから、いくつかの記事で事例を紹介しますが、その中には以下のようなものが含まれています。

  • 第1章や第123章を探す方法
  • 特許明細書の段落番号を探す方法

このような事例を通じて、どのようにワイルドカードを用いた正規表現の読み方を習得します。

検索対象を理解したうえで正規表現を眺めると、正規表現の使い方をイメージできます。

このブログにはワイルドカードの事例がたくさんありますから、いくつか眺めていくとさらに理解が深まるでしょう。

参考記事:ワイルドカード(正規表現)

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