Wordでフィールドを使っていますか?フィールドが埋め込まれた文書を扱うことがありますか?
いずれの場合にも役立つショートカットキーを紹介します。
<目次>
ショートカットキー
ショートカットキー | 機能 | コマンド |
[F11] | 次のフィールドを検索する | NextField |
[Shift]+[F11] | 前のフィールドを検索する | PrevField |
このショートカットキーでできること
カーソルの前後にあるフィールドを検索して、見つかった場合にフィールドにジャンプします。見つからない場合には、とくにメッセージも出ないので注意が必要です。もし、フィールドの有無を確認するのであれば、両方のショートカットキーを使い、カーソル位置の前と後にフィールドが存在しないことを確認します。
もっと厳密にいうと、現在カーソルのあるストーリー内での検索となります。よって、ヘッダーやフッターにページ番号(これはフィールドです)が挿入されている場合には、ヘッダーとフッターの編集モードにした状態にしていないと、ページ番号にジャンプできません。
(参考)【Word】ストーリー種別とは?
かつてのバージョンの数式エディター3.0で挿入された数式にもジャンプできます。文書内に数式エディター3.0の数式の有無を確認することもあると思います。その際に役立ちます。
覚え方
ショートカットキーに[Shift]を追加すると、単独でショートカットキーを使った場合の逆方向を意味することがあります。なので、フィールドの検索は[F11]であることを覚えておけば、逆方向の検索用には[Shift]を組み合わせるだけなのでおまけで覚えられます。
[Shift]キーを組み合わせるショートカットキーはよくあります。例えば、[Alt]+[Tab]で現在起動しているウィンドウを1つ1つ選択できますが、[Alt]+[Shift]+[Tab]とすることで、選択するウィンドウを逆方向に移動できます。
ウェブ上のアンケートフォームで入力欄を移動する際に[Tab]キーを使えますが、[Shift] +[Tab]にすれば、前の項目にフォーカスを移動できます。
以下の記事で紹介したショートカットキーでも[Shift]キーを組み合わせて逆方向にしています。
(参考)【Word】[検索と置換]ダイアログボックスのタブ切り替えのショートカットキー