「【Word】ファイルの自動保存機能をデフォルトでオフにする方法」にて、自動保存をオフにするためのWordのオプションの項目を紹介しました。以下の通り、[Wordのオプション]ダイアログボックスの[Wordの規定でクラウドに保存されている自動保存ファイル]がその設定に該当します。
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【Word】ファイルの自動保存機能をデフォルトでオフにする方法
デフォルト(既定)の設定では、Wordファイルをクラウドに保存する場合に自動保存機能がオンになります。この機能をデフォルトでオフにする方法を紹介します。 なお、個別のファイルの自動保存機能のオン・オフ ...
<目次>
わかりづらさは、「英語版のわかりづらい表現」×「誤訳」の結果!?
ところで、なぜ、[Wordの規定でクラウドに保存されている自動保存ファイル]が、このファイルの自動保存機能に該当しているのでしょうか。何度読んでも何を言っているのかよくわかりません。
これは、英語版のわかりづらい表現に加え、ローカライズの翻訳者が機能を理解せず(「理解できず」といったほうがいいと思います)に文言だけで翻訳した結果の誤訳だと思います。
参考
ソフト(アプリ)のローカライズにおいては、ユーザーインターフェイスなしで項目名の原文だけを提供されて訳さなければならない場合もあり、そのような場合には、この項目が何を意味するのか推測しかねることがあります。このような場合、限られた情報で翻訳をしするため、ローカライゼーションは非常に困難になります。本件で指摘する誤訳について、翻訳者を責めているわけではありません。
英語版の表記
英語では「AutoSave files stored in the Cloud by default in Word」となっています。これは、「Wordの設定において、クラウドに保存されたファイルを既定で自動保存する」という意味です。
わざわざ「in Word」と書かれているのは、ExcelやPowerPointでは別のルールが適用されうることを意味していると思います。ただ、Wordのオプション設定の項目なのでWordの設定をしているのは自明なので「in Word」は書かなくてもよかったのではないかと思います。
もしかしたら、これ以前の表記だと誤解があり意図的に「in Word」を追加したのかもしれません。いずれにしても、ほかのオプション項目で見かけない「in Word」があり何か特別な意味があるのか邪推してしまいかねません。これが、この項目を理解しづらくしていると感じます。
日本語版の表記
なお、この項目名[Wordの規定でクラウドに保存されている自動保存ファイル]は、元の英文の「AutoSave」を「AutoSaved」として、「AutoSaved files stored in the Cloud by default in Word」と解釈をして無理やり訳した結果だと思います。
もともとわかりづらい英語の表現を、翻訳者が無理やり解釈をして訳した結果、このわかりづらい項目名になったのだと私は推測します。