昨日と一昨日の2日間、とあるメーカーさんの翻訳・DTP部門の方々向けに社内セミナーをさせていただきました。
品質管理に非常に熱心な方々ばかりで刺激をいただきました。
お伝えしたかったことはたくさんありまして、時間が足りなかったです。受講いただいた皆様とは今後やりとりをさせていただき少しずつフォローさせていただきます。
さて、このセミナーで話題になったことをシェアさせていただきます。
文書中の特定の書式がある箇所だけ文字カウントする方法です。
どのような書式でもカウント可能です。考え方は同じなので、用途により使い分けていただけたらと思います。
例えば、原文と訳文で上付き文字の個数を比較したら、ひょっとしたら書式の設定ミスを探し出せるかもしれません。
今回の記事では、蛍光ペン箇所の文字カウントをしてみます。
<目次>
1.[検索と置換]ダイアログボックスで、[検索する文字列]欄にカーソルを置いた状態で[オプション]ボタンをクリックして以下のように蛍光ペンを選択します。
このようすると、検索する文字列を、蛍光ペンや文字書式などで指定できます。
2.検索する文字列の書式に「蛍光ペン」が追加されます。
3.この状態で、[検索する場所]のプルダウンメニューから蛍光ペン箇所の検索対象の場所を探します。
「メイン文書」が、文章を書き込む部分を指します。
4.メイン文書にて蛍光ペンが使われている箇所がすべて選択されます。
以下の例では、22箇所見つかりました。
5.文字カウントをします。
[検索と置換]ダイアログボックスを閉じるか、文書にフォーカスを移して(文書をクリックして)からショートカットキー([Ctrl] + [Shift] + [G])で文字カウントします。
(なお、Tradosのアドインがインストールされているとこのショートカットキーが動きません。その場合、以下の記事を参考にして、ToolsWordCountList というコマンドを別のショートカットキーに登録してみてください。)