【Word】選択範囲内の特許段落番号を削除する

2016年8月27日

先日、Wordで動く翻訳チェックソフト「色deチェック」の説明会の参加者から質問をいただきまして、そのときに説明した内容です。

色deチェックには、特許明細書用の段落番号(【0001】や[0001])の自動挿入機能があります。

この機能を使うと、クライアントの仕様によっては、段落番号を入力しすぎてしまうことがあります。

たとえば、英日翻訳をする場合、原文の英文特許明細書にまず段落番号を付与します。

このときに、図面の説明部分で各段落に段落番号が挿入されますので、それを手で一つ一つ削除しているとのことでした。

段落番号

このような場合に、簡単に段落番号を削除する方法を紹介します。

このワイルドカードでできること

選択範囲内の英文の段落番号([0001]、[0002]など)を削除します。

ワイルドカードの解説

検索する文字列:^13\[[0-9]{4}\]^13
置換後の文字列:^p

段落先頭にある段落番号を検索対象にします。

この場合には、[検索する文字列]に段落番号を先頭に記述します。

ワイルドカードなので、改行の編集記号を^13と書きます。

設定方法

[検索と置換]ダイアログボックスのオプションを表示し、[ワイルドカードを使用する]をオンにします。

段落番号 [検索と置換]ダイアログボックス

追記 16-10-19 
実は上記の設定ではうまくいきません。
検索方向を[下へ]に変更してください。
ここが[文書全体]になっていると、選択範囲内のみならず文書全体で
置換をしてしまいます[検索と置換]ダイアログボックス

実行結果

対象範囲を選択します。

段落番号

[検索と置換]ダイアログボックスの[すべて置換]ボタンをクリックします。

選択範囲内だけで置換が行われますので、[いいえ]ボタンをクリックしてから、[検索と置換]ダイアログボックスを閉じます。

段落番号

以下のように選択範囲だけで置換が行われました。結果、段落番号が削除されました。

段落番号

-Word
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