最近の特許翻訳で扱った英文ファイルの段落番号がフィールドで記載されていました。
みなさんは、フィールドの表示をどのように設定していますか?
私は、常にフィールド箇所を網掛け表示させています。
そうすれば、どの部分がフィールドであるか一目瞭然ですね。
フィールドは自動的に文字列を表示できて便利な反面、更新した場合に文字列が変更されうるという危険性があります。
特に他人が作成した書類では注意が必要です。私たち翻訳者にとっては、フィールド箇所がどこなのかというのも非常に重要な情報なので、ぜひ気をつけたいところです。
私が設定しているフィールドの表示例を紹介します。
<目次>
通常の設定
フィールドで書かれた文字にカーソルを置くと、フィールドであることが示されます。
以下のように文字列が灰色(網掛け)になります。
しかし、カーソルが通常の文字列に置かれている場合には、フィールド箇所は特定できません。
フィールドの表示設定を変更する
いつものオプション設定ダイアログボックスで設定を変更します。
[Alt] → [T] → [O] と順番に押します。
以下の詳細設定の項目を確認してください。フィールドの網掛け表示が、[選択時のみ表示する]となっていませんか?
この項目を[表示する]に変更します。[OK]ボタンをクリックして設定ダイアログボックスを閉じてください。
フィールドの網掛け表示を確認する
以下の通り、カーソルを通常の文字列にあるとき(赤矢印位置にカーソル)にも、フィールドで設定された段落番号が網掛け表示されています。
参考記事
フィールドについてはいくつか記事があります。フィールドも使えると便利ですね。
【Wordマクロ】箇条書き、段落番号、ListNumフィールドの番号をテキストへ変換
特許明細書の段落番号をフィールドコードで入力するマクロ (日本語)