文書中の「行内配置された図(行内図)」の前後に改行を入れたり、行内図のサイズを変えたり、何らかの処理をすることがあります。
このときに図を探す方法をいくつか紹介します。
先日お客様からの問い合わせに回答するときに紹介したところ喜んでいただいたのでシェアします。
[検索と置換]ダイアログボックスを使う方法(1)
Word 2007以前では、[Ctrl] + [F] で表示されます。
Word 2010以降では、[ホーム]タブの[編集]グループの[検索▼]をクリックして[高度な検索]をクリックしてください。(これが面倒な方は、次の記事をご覧ください。【Word】「検索と置換」ダイアログボックスを [Ctrl] + [F] で立ち上げる方法 )
[検索と置換]ダイアログボックスの[オプション]ボタンをクリックしてオプションを表示し、オプションを全てオフにします。
デフォルトのままWordを利用されている方の場合、[あいまい検索(日)]がオンになっていると思いますが、これをオフにします。
そして、[特殊文字]をクリックして[グラフィック]を選択します。
すると[検索する文字列]欄に ^g と入力されます。
この状態で[次を検索]ボタンをクリックすれば、文書内の「行内図」を検索できます。
[検索と置換]ダイアログボックスを使う方法(2)
[検索と置換]ダイアログボックスの[ジャンプ]タブを使います。
こちらの方が簡単かもしれません。
移動先にいろいろなものを選択できますね。表やフィールドにもジャンプできます。
検索ボタンを活用する方法
Wordのウィンドウの右下にあるボタンを触ったことありますか?
Word 2010以前のバージョンであればボタンがあるはずです。(Word 2013にはありません)
ボタンをクリックすると、検索対象を選択する一覧表が表示されます。
ここでグラフィックを選択します。
すると、上下のボタンが青くなります。
この状態は、検索対象が選択されていることを示します。
このボタンをクリックすれば、文書中の行内図にジャンプできます。
浮動配置された図にはジャンプできません。
ナビゲーションウィンドウを活用する方法
Word 2010以降は、ナビゲーションウィンドウを活用できます。
デフォルト設定で使われている方は[Ctrl] + [F] で左側に表示されます。
[表示]タブの[表示]グループの[ナビゲーションウィンドウ]をオンにしても表示されます。
ナビゲーションウィンドウが表示されたら、検索文字列の入力欄の隣の▼ボタンをクリックして[グラフィックス]を選択します。
すると、上下のボタン(▲と▼)で画像を検索できます。
この場合、行内配置された図以外に、浮動配置された図も検索できます。