先日のJTF関西セミナーで質問があった内容を紹介します。
その方は、上付き文字を意識して翻訳をしたいので、上付き部分を強調して表示したいとのことでした。
Wordの[検索と置換]ダイアログボックスの「該当箇所をすべて選択する」機能を使えば簡単にできます。
セミナーでは口頭で説明をしながらデモをしましたので、思い出すのにご覧ください。
このテクニックを使えば、文字書式(フォントの色、フォントのサイズ)や段落書式(中央揃えなど)に基づいて複数の対象箇所を同時に選択し編集できるのです。
置換後の文字列に書式を設定して一括置換する方法もありますが、今回の記事で紹介する技も便利です。
[検索と置換]ダイアログボックスを表示します。
Word 2007 までの場合、[Ctrl] + [F] で表示できます。Word 2010以降は、[ホーム]タブの右端にある[検索]ボタンのドロップダウンリストから[高度な検索]をクリックします。
この操作が面倒な方は、「【Word】「検索と置換」ダイアログボックスを [Ctrl] + [F] で立ち上げる方法 」をご覧ください。
オプションを表示して、[検索する文字列]欄の文字書式を設定します。
文字書式の設定ダイアログボックスは、以下のようにして開きます。
表示されたダイアログボックスで、上付きをオンにします。
[検索する文字列]欄の下に「上付き」の文字書式が設定されたのを確認したら、この条件で文書中を検索します。
[検索する場所]のドロップダウンリストから、[メイン文書]を選択します。
すると、文書中の上付き書式の文字がすべて選択されます。
文書中の該当箇所の個数が表示されます。[閉じる]ボタンでダイアログボックスを閉じます。
選択されている文字書式を変更します。
[ホーム]タブのフォントグループから、選択されている文字列に対して処理ができます。
フォントの色を変えたり、フォントのサイズを大きくして見やすくしたり。ご自由にお試しください。
いろいろと応用できます。