【Word】ワイルドカードを用いて検索する文字列の書式を保持する方法

2016年4月27日

今週末に都内でWordマクロ合宿を開催するので、その資料をまとめているところです。

この合宿は過去に行ってきたセミナーを融合しているので、非常にやりがいがあります。

Wordマクロを学ぶ前に、まずWordで何ができるか知る必要があります。そうすれば、なんでもかんでもWordマクロという発想よりは、「Wordで何ができるか?」という発想になると思います。案外いろいろできるのです。

また、Wordマクロの応用ではワイルドカードを使うとできることが広がります。

そういうことを妄想しながら、クイズを作っています。

さて、ここで合宿で出題するクイズを1問紹介します。

単位付きの数字に下線を引いてみます。どうしたらいいでしょうか。
100 m3 → 100 m3

10 m3 → 10 m3

まず、普通に置換後の文字列に下線の書式を設定して以下のように置換します。

検索する文字列:([0-9]{1,}) m3
置換後の文字列:\1 m3

16-04-271

これだと、置換後の上付きの書式が解除されてしまいます。
100 m3 → 100 m3 

10 m3 → 10 m3 

でも、以下のようにすると上付き文字の書式が保持されます。

検索する文字列:([0-9]{1,} m3)
置換後の文字列:\1

16-04-272

さらに、以下のようにしてもいいですね。

検索する文字列:([0-9]{1,}) (m3)
置換後の文字列:\1 \2

ワイルドカードにて、検索した文字列を置換後の文字列に使う場合、文字書式(フォントサイズ、フォントの色、上付き・下付き、下線、太字など)を保持できます。

便利なので覚えておくとどこかで使えることがあるかもしれません。

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ワイルドカードの検索・置換の目次

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